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コラム:運用ファーストでいきましょう(第12回) |
Web担当者の皆様は、「MFI」が何の略語かご存知でしょうか。すぐピンと来たという方は、Webサイトの運用において検索エンジン最適化(SEO)に熱心に取り組んでいらっしゃることと察します。正解はMobile First Indexingの略語。まだ何のことやらさっぱり……という方、まずは11月5日付けでGoogle ウェブマスター向け公式ブログに公開された記事『モバイル ファースト インデックスに向けて』をお読みください。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ファースト インデックスに向けて
Googleは昨年4月、モバイル検索において、モバイル対応ができていないサイトのランクを下げる「モバイル フレンドリー アップデート」を実施しています。それを踏まえますと、検索アルゴリズムがモバイル向けのコンテンツを優先的に取り扱う「モバイル ファースト インデックス(MFI)」の発表は、決して驚くべきことではありません。総じてGoogleはモバイルに軸足を移しつつあり、モバイルデバイスの普及状況を鑑みれば既定路線とも言えるでしょう。
とはいえ、いまだデスクトップPCからのアクセスが多いWebサイトを運用されている担当者の立場からしますと、MFIは時期尚早と感じられたのではないでしょうか。サイト固有の状況はあるにせよ、Web全体でみれば着実に「モバイルシフト」は進行しています。本稿執筆時点では、MFIに移行するタイミングについて明言されていませんが、もしまだ取り組まれていないようでしたら、競合サイトの現状把握を含め、モバイル対応への着手を検討された方が良いタイミングに思えます。
モバイル対応には、レスポンシブWebデザインの採用、動的な配信(デバイスに応じ同じURLで異なるWebページを配信)、専用サイトの構築(デバイスに応じ異なるURLで異なるWebページを配信)といった方式があります。当社が担当させていただくモバイル対応においては、レスポンシブWebデザインを採用するケースが多く、その実績も豊富にあります。Webサイトのモバイル対応、是非お気軽にご相談ください。
レスポンシブWebデザイン
(取締役社長 木達)