1 |
コラム:運用ファーストでいきましょう(第20回) |
本稿執筆時点では、東京はまだ梅雨明けしていないものの、昼間は大変暑く、夜も寝苦しく感じる日がだいぶ増えてきました。皆様いかがお過ごしでしょうか、体調を崩されたりしていないでしょうか。屋内外の気温差が大きくなりますと、風邪を引きやすくもなるわけですが、この時期の風邪は治るまでに時間がかかりがちとも聞きます。十分ご注意ください。
ところで皆様、PWAという言葉をご存知でしょうか。PWAとはProgressive Web Appsの略語で、カタカナで表記すると「プログレッシブウェブアプリ」になります。ごく手短に解説するなら、ネイティブアプリの長所をWebアプリに取り込もう(「いいとこ取り」をしよう)という考え方で、元々はGoogleが提唱したものです。
PWAが注目されるようになった背景には、Webブラウザーが進化し、かつてはネイティブアプリでしか実現できなかったような機能、具体的にはオフライン動作やプッシュ通知が実現できるようになった経緯があります。残念ながら、すべての主要なWebブラウザーでPWAの特長が生かせる状況にはまだありませんが、そこは「プログレッシブ」、つまり漸進的という言葉が意図する通りでありましょう。
また、「アプリ」という言葉こそ名前に含まれていますが、ユーザーが能動的に操作する動的なWebアプリにしか適用できないわけではなく、静的なWebサイトにもPWAは適用可能です。サイトを比較的頻繁に訪れるモバイルユーザーに対しては特に、PWAの適用によって、高い利便性を提供できるようになるでしょう。
当社ではこのPWAに関して先月、導入を希望されるお客様向けに「PWA対応」という名称でサービス提供を開始いたしました。今後の展開次第では、Webサイトの「あるべき姿」の次のスタンダードになるかもしれないこのPWAという考え方、ぜひご注目ください。
PWA対応
(取締役社長 木達)