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コラム:運用ファーストでいきましょう(第22回) |
東京では、9月になってようやく夏らしい残暑が訪れるかと思いきや、一気に秋に突入してしまったような、涼しい陽気がこの数日続いています。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私はというと、不安定な天候の合間を縫って先月末、数年来の憧れだった剱岳に登りました。北陸新幹線のおかげで、北アルプスまで1泊2日で往復できるのは、実に便利なことです……というのはさておき、山だけでなく平地でも、徐々に昼夜で寒暖の差が大きくなる時期かと思います。体調には十分、お気をつけください。
前回、前々回と、当社の新サービスのご紹介をしてきましたが、今回は私が今まさに監訳を行っている最中で、順調に作業が進めば今年10月、遅くとも2017年中には発売できる見込みの書籍について紹介させてください。原著のタイトルを『Think Outside the Country』といいます。
Think Outside the Country
この書籍は、Blog「Global by Design」を運営するByte Level Research社の社長、John Yunker氏の最新著作です。同Blogでも過去にこの『Think Outside the Country』について言及されてきましたから、私が翻訳し日本語版として公開しているほうのBlogで、同タイトルを目にしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
「Global by Design」日本語版
タイトルを直訳するなら「他国について考える」といった具合ですが(注:本校執筆時点ではまだ日本語版のタイトルは決まっていません)、簡潔に言い表すなら「グローバルWebサイトの教科書」といった趣きの書籍です。豊富な事例(スクリーンショット)を織り交ぜながら、非常にわかりやすい平易な文章で、Webサイトのグローバル化に必要な考え方、要点を説いています。
日本企業のWebサイトで、日本語と英語以外の言語を用いコンテンツを制作・公開している割合は、高くないように思います。しかし、人口減少に伴う国内需要の減少を見据えビジネスの海外展開に取り組む企業は増加傾向にあり、国内のWebサイトのグローバル化へのニーズは今後一層、高まるものと予想します。
いざWebサイトを多言語化、グローバル化しようと思っても、何からどう進めていけばよいかわからない……そんなWeb担当者の方は、少なくないのではないでしょうか。『Think Outside the Country』の日本語版は、そんな皆様のお役に立つ一冊になると思います。発売日等の詳細が決まり次第、当社Webサイトであらためてお知らせしますが、現時点でグローバルWebサイトの構築や運用でお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
グローバルWebサイト運用
(取締役社長 木達)