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コラム:運用ファーストでいきましょう(第25回) |
クリスマスを間近に控え、夜道で煌びやかなイルミネーションに目を奪われる機会が増えてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今回は先月、パシフィコ横浜で開催された第19回図書館総合展のフォーラム「電子図書館から考える!情報アクセシビリティをめぐる最新動向」に登壇した際のお話をしたいと思います。
同フォーラムでは、登壇者全員によるディスカッションに先立ち、私は「Webと出版の融合で高まる情報アクセシビリティ向上への期待」と題した基調講演を行いました。使用したスライドは、以下のページでご覧いただけます:
Webと出版の融合で高まる情報アクセシビリティ向上への期待
いわゆる「通信と放送の融合」が始まって久しいですが、私が非常に注目しているのが、Webと出版の融合です。昨今あらゆる物事が、Web技術を仲立ちとして急速に結びつきつつありますが、電子書籍の制作と配信において今後ますます、Web技術が重要な役割を担いつつあります。そうした動きを受け、今年7月にリリースしたのが「EPUBアクセシビリティ診断」サービスです:
EPUBアクセシビリティ診断
Web技術をベースとしたデジタルコンテンツはアクセシブルにしやすい特長があり、Webと出版が融合することで、情報アクセシビリティの飛躍的向上が期待できます。人口減や超高齢化を背景として、日本経済の将来を懸念する記事を比較的よく見かけますが、そうした懸念に対する打開策のひとつに、社会全体における情報アクセシビリティの向上がある、と私は捉えています。
やや大仰なことを書いてしまいましたが、お読みいただいている皆さまのビジネスが来たる2018年、ますます発展されますことを祈念しております。少し気が早いですが、良い年末年始をお過ごしください。
(取締役社長 木達)