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コラム:運用ファーストでいきましょう(第42回) |
Webコンテンツの表示パフォーマンス、うんと平たく言えば表示速度について、皆様は日頃どのくらい気にされてますでしょうか。社内の高速かつ安定したネットワーク越しでしか、ご自身の運用されているWebサイトにアクセスする機会がなかったりしますと、たとえ表示パフォーマンスが悪化していたとしても、見逃してしまっているかもしれません。
Webにおける表示パフォーマンスの重要性は、近年高まる一方です。背景として、コンテンツがリッチ化する一方にも関わらずモバイル環境、つまり比較的低速で不安定なインターネット接続を介してWebを利用することが一般化してきたこともありますし、Googleが個々のWebページの読み込み速度をランキングシグナルとして使用している事実もあります。
そもそも、Webサイト運営に業務で携わっていらっしゃる皆様であれば、それが仕事の最中であろうとプライベートであろうと、表示を遅く感じるWebサイトに出会った(そしてストレスを感じた)ことは、一度や二度ではないはず。表示完了を待ちきれず諦めたり、似たようなコンテンツを提供する他所のサイトにアクセスし直した覚えも少なくないのでは?
当社ではこれまで、お客様にお納めするWebコンテンツの「当たり前品質」として、アクセシビリティやマルチスクリーン・デザイン(いわゆるレスポンシブデザイン)の提供に取り組んできました。いずれも、今をさかのぼること5年前に書いたコラム、『マルチデバイス対応における「三本の矢」』で提示した必須の3品質に含まれるものです。
マルチデバイス対応における「三本の矢」
私の力不足ゆえ、社内的に取り組みが芳しくなかったのが、残る最後の品質・表示パフォーマンスだったのですが、ツールの進化や市場環境の変化等を踏まえ、いよいよ本格的にこの品質に取り組んでいます。当社のお客様にはアクセシブルで、大小さまざまなスクリーンにフィットするビジュアルデザインを有し、加えて表示パフォーマンスも良好なコンテンツを「当たり前品質」としてお納めできるよう、さらに精進して参ります。
関連して、来たる6月7日に以下のセミナーを開催の予定です。表示パフォーマンスにご興味・ご関心をお持ちの皆様、ぜひお申し込みください。
これから始めるWebサイトの表示高速化 2019
(取締役兼CTO 木達)