すっかり年の瀬を迎えましたが、コロナ禍のため忘年会のような場を設けるのも難しく、ゆえに年末感の乏しい印象をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。「どちらかといえば」飲み会が好きな私も残念な、ちょっぴり寂しい思いをしながら、年末の慌ただしい日々を過ごしています。
さて、皆様が運用されているWebサイトでは、Internet Explorer(以下「IE」)のサポートを継続されていますでしょうか? Microsoft社によるIEのサポートは現時点も続いているものの、多くのWebサイトやWebサービスで、IEへのサポート停止が相次いでいます。
Microsoft社自身、既にIEの利用を推奨しなくなって久しく(現在のWindowのデフォルトブラウザはEdge)、また自社サービスにおけるIEのサポートを終了しつつあります。実際、今年8月には以下のようなお知らせを出していました。
Microsoft 365 アプリの Internet Explorer 11 のサポート終了と Windows 10 での Microsoft Edge レガシー版のサービス終了
そして少し前から、こうした「脱IE」の動きを加速すべく、IEから特定のWebサイトへのアクセスをEdgeに転送する処理が始まりました。Microsoft社にメールで申請することで、転送処理の対象に自身の運用するWebサイトを加えることができるのですが、先だって当社サイトの申請を行いました。
IEからEdgeへの転送を開始
IEのサポートを継続することは今や、望ましい対応とは言えません。やや大げさに聞こえるかも知れませんが、ユーザーをセキュリティ上の危険にさらしている側面があるためです。加えてIEのサポートを継続する限り、より先進的な機能や表現を採用しにくい状況が続くことにもなるのは、4月に黒澤が執筆した下記のコラムにある通り。もしまだIEをサポートされているようでしたら、来る2021年に向け、その必要性を再考されてはいかがでしょうか。
今、改めて考えるInternet Explorer 11対応のコスト
新型コロナウイルス感染症にはくれぐれもご注意いただきつつ、少し気が早いですが、良い年末年始をお過ごしください。
(取締役兼CTO 木達)
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