サステナブルWebデザイン ソリューション
地球温暖化が要因と考えられる自然災害の激甚化を背景として、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが、世界中で加速しています。カーボンニュートラル、つまり温室効果ガス排出量の実質ゼロ化に向け、取り組みを強化する動きが相次いでいるのです。日本でも2020年10月、菅総理は所信表明演説において、2050年までにカーボンニュートラルを実現することを宣言しました。
その動きは、2015年に国連で合意された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」への対応という側面を合わせ持ちます。SDGsを経営の羅針盤とし、地球温暖化をはじめとする社会課題に本業を通じて取り組むことで、社会全体の持続可能性に貢献しようという動きが、組織や企業に浸透し始めています。
Webを介したコミュニケーションも、そうした流れと無関係ではありません。たとえ、あるWebページを利用するのに消費される電力がわずかであっても、「塵も積もれば山となる」もの。今後、より少ない消費電力でビジネスニーズとユーザーニーズの双方を満たすWebデザインが、社会全体の持続可能性=サステナビリティという観点から求められます。
当社の「サステナブルWebデザイン ソリューション」は、ファインダビリティ、アクセシビリティ、表示パフォーマンス、UXの各分野にまつわるサービスを組み合わせることで、消費電力を抑え地球環境に配慮したWebサイトの構築・運用を実現するものです。
本ソリューションの提供は、当社にとって SDGsの目標12および目標13に向けた取り組み でもあります。
ファインダビリティ
コンテンツのファインダビリティ、「見つけやすさ」はWebにおいてユーザーが目的を達成する際の効率を左右します。検索サービスやSNSといったサイト外からの「見つけやすさ」もあれば、サイト内の導線設計やページ個々の情報設計に由来する「見つけやすさ」もありますが、目当てのコンテンツに到達するまでに要する時間や経由するページが少ないほど、少ない消費電力でユーザーニーズを満たすことになります。
アクセシビリティ
Webコンテンツのアクセシビリティとは、Webページにある情報や機能の利用しやすさのことです。あらかじめアクセシビリティの確保を前提に、つまり多様なユーザーやデバイスからのアクセスを前提にデザインすることで、特定の利用状況に対する個別の対応が不要になります。障害者や高齢者を含め、誰もが利用できる・利用しやすいデザインは、消費電力の抑制につながります。
なお、当社の制作するWebコンテンツは、一部を除きWCAG 2.2の適合レベルAに準拠しています(参考: ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン(WCAG)2.2への標準対応の開始について )。
表示パフォーマンス
すべてのユーザーが、高速かつ安定したインターネット接続を利用しているとは限りません。さまざまな国・地域からのアクセスを受け入れるグローバルサイトでは、なおさらです。低速ないし不安定なネット接続を利用するユーザーにも快適にWebサイトを利用してもらうには、より短時間で高速にコンテンツの表示を完了させる表示パフォーマンスが不可欠です。その良し悪しは、消費電力量とリンクしています。
なお、当社の制作するWebコンテンツは、一部を除きLighthouseのPerformanceスコアにおいて70点をクリアしています(参考: 続・Webコンテンツの「当たり前品質」に表示パフォーマンスを追加 )。
UX(User Experience、ユーザー体験)
前述のファインダビリティやアクセシビリティ、表示パフォーマンスに関する施策は、Webコンテンツを利用するうえで消費電力をいかに抑えるかという命題に対し、主にUI(User Interface)を最適化する点で共通していますが、UXの最適化もまた有効であると同時に重要です。例えばユーザビリティテストを行い、コンテンツの使いにくさやユーザーのニーズを把握しUIやコンテンツを改善することは、より効率的にユーザーニーズとビジネスニーズの双方を満たすことにつながり、中長期的に消費電力の低減に貢献します。
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