TPAC 2014 レポート1 HTML5が勧告に
アクセシビリティ・エンジニア 黒澤米国サンタクララで開催中のTPAC 2014に参加しています。TPACはW3Cの年次総会というべきイベントで、5日間にわたってW3C全体や個別のWorking Groupに関するミーティングが行われます。
TPAC 2日目の10月28日午前(現地時間)、W3CはHTML5が勧告に達したことをアナウンスしました。
弊社の木達も推薦状(Testimonial)の中で述べていますが、HTML5は「誰でもどんなデバイスでも利用できるウェブページやウェブアプリケーション」の基盤となる仕様です。HTML5が勧告に達したことはHTML5が単に仕様として書かれたということだけではなく、多くの環境で実装されていることが確かめられたことを意味しています。これにより、言葉通りの意味で、誰でもどんなデバイスでも使える(アクセシブルな)Webをこれまでよりも簡単かつ確実な方法で作成することができるようになりました。
10月28日午前は多くのWorking Groupがミーティングを行っており、勧告を祝うイベントは(私の知る限り)ありませんでしたが、30日と31日(いずれも現地時間)はHTML Working Grougのミーティングが予定されています。今後のHTMLもアクセシブルなWebの基盤になることに期待しています。