セミナー『Web担当者が知っておくべきスクリーン・リーダー利用の実際』を開催しました
アクセシビリティ・エンジニア 辻去る2月17日、当社セミナールームでWeb担当者が知っておくべきスクリーン・リーダー利用の実際を開催いたしました。
年度末のお忙しい時期にもかかわらず、多くの方々にご参加いただき、本当にありがとうございました。
少し間が開いてしまいましたが、講師の立場で今回のセミナーを振り返ってみたいと思います。
アイスブレークでは「音」の情報について触れました
スクリーン・リーダーはコンピューターの画面情報を音声や点字にして利用者に伝えるソフトウェアですが、私が普段生活する中ではこのスクリーン・リーダー以外にも、様々な音の情報を活用しています。
セミナー冒頭のアイスブレークでは、駅の改札の場所を示す音や、エレベーターの登りと下りを表すためのチャイムが、私の通勤時には欠かせない情報源であることをお伝えしました。
TwitterのWebアプリケーションを紹介
今回のセミナーでは、静的なWebページをスクリーン・リーダーで読み上げさせるデモに加えて、TwitterのWebアプリケーションを操作する様子を見ていただきました。
「J」キーや「K」キーを押すことで画面上のツイートを読み上げられること、タイムラインに新しいツイートがあるときは「新しいツイートがあります」とスクリーン・リーダーで自動的に読み上げられることなどをご紹介しました。
今回このデモを選んだ理由は、「Webアプリケーションはスクリーン・リーダーで操作できるの?」というご質問をいただくことが増えてきたからです。
Webアプリケーションの中には私が利用できない物も少なくありませんが、今回ご紹介したTwitterのアプリケーションのように便利に利用できる物があることを参加者の皆様に認識していただけましたら幸いです。
セミナーを終えて
セミナーの最後にはたくさんのご質問をいただけたほか、私がスクリーン・リーダーの出力先として使用している点字ディスプレイにも興味を持っていただき、改めてこのセミナーを実施してよかったなと感じました。
当日の様子は、当社のセミナー開催レポートの記事「Web担当者が知っておくべきスクリーン・リーダー利用の実際(2017年2月17日開催)」に写真付きでご紹介しておりますので、合わせてご参照いただけますと幸いです。