ATAG 2.0の日本語訳がWAICサイトで公開されました
アクセシビリティ・エンジニア 中村(直)WAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)から告知されているように、ATAG 2.0の日本語訳が公開されました。
ATAGとは、Authoring Tool Accessibility Guidelinesの略称で、その名のとおりオーサリングツールのガイドラインとなっています。ATAG自体は2つのパートに分かれており、
- パートA
- 障害のあるコンテンツ制作者のための、よりアクセシブルなウェブコンテンツオーサリングツールの設計についてのガイドライン
- パートB
- すべてのコンテンツ制作者にとって、よりアクセシブルなウェブコンテンツ制作を可能にし、サポートし、促進するためのウェブコンテンツオーサリングツールの設計についてのガイドライン
という構成になっています。ATAGで言うオーサリングツールは、ATAGの用語集で定義されています。そこでは次のようなものが例として挙げられています:
- WYSIWYGのHTMLエディタ
- テキストエディタ
- 統合開発環境
- ブログ
- Wiki
- CMS
- 電子メールクライアント
このように多岐にわたっていますが、特にウェブに密接に関連するCMSやブログといった、ウェブサイト・ページを作成するウェブサービスがこのガイドラインが適用することで、よりアクセシブルな環境を構築することが可能になるでしょう。