axeのブラウザー拡張機能にベータ版の新機能が登場
アクセシビリティ・エンジニア 畠山Chrome版のaxeブラウザー拡張機能に、axe Proというベータ版の新機能を誰でも追加できるようになりました。日本時間の本日、Deque Systemsによるニュースリリースが発表されています。
axeのブラウザー拡張機能については、「axeのブラウザー拡張機能を日本語で利用できるようになりました」をご参照ください。
axe Proとは
axe Proは、これまでaxeのブラウザー拡張機能で提供されていた機械による自動検証に加えて、ガイド付きの目視検証を提供しています。ガイド付きの目視検証では、画像の代替テキストなどの人による判断が必要な部分を見つけ、その部分が適切かどうかをユーザーが判断します。
その他にも、機械と目視の両方の検証結果を保存したり、検証する範囲を制限したりすることが可能です。
ベータ版に参加するには
ベータ版に参加する方法はいくつかあります。
Deque Systemsのaxe for Webというページの「Upgrade to axe Pro」というボタンから登録用フォームに遷移できます。また、axeのブラウザー拡張機能を開くと、「Deque news」が表示されています。Deque newsに記載されている「Upgrade for free for a limited time.」というリンクから、直接登録用フォームに移動できます。
フォーム送信後、指定したメールアドレスにaxe Proを使用するための手順が書かれたメールが届きますので、あとはメールの手順に従うだけです。
最後に
機械検証で検出できる問題は、アクセシビリティに関する問題の一部です。開発者が自ら、人による判断が必要な問題を解決することで、よりスピーディーに、よりアクセシブルなコンテンツを制作できるのではないでしょうか。
axe Proは今のところベータ版として無料で公開されていますので、誰でも試すことができます。ぜひ実際に触ってみてはいかがでしょうか。