Dequeのアクセシビリティ関連ソフトウェアがaxeブランドに一元化
エグゼクティブ・フェロー 木達(この記事は、2020年5月5日に公開された記事「Deque Unifies Accessibility Software Offerings Under The axe Brand」の日本語訳です。Deque Systems社の許諾を得て、お届けしています。翻訳の正確性は保証いたしかねますので、必要に応じ原文を参照ください。)
デジタルアクセシビリティに特化したソフトウェアのリーディングカンパニーであるDeque Systemsは本日、企業向けのアクセシビリティ検証ツールをaxeブランドに統一したことを発表しました。
アクセシビリティルールライブラリであるaxe-coreをベースとしたDequeの企業向け製品「WorldSpace Suite」は、今後「axe」の名の下にリブランドされます。
ルールライブラリの累計ダウンロード数は3,700万、Chrome拡張機能のユーザー数は週あたり10万人以上、そして8,000人ものベータユーザーを擁するaxeは、世界中で信頼に足るアクセシビリティ検証の業界標準となっています。Google、Microsoft、アメリカ合衆国司法省など、多くの組織がアクセシビリティ標準にaxe-coreを採用しています。
Deque Systemsの最高技術責任者であるDylan Barrell氏は「協力の手を差し伸べてくださった皆様、アンケートに協力してくださった皆様、ツールを使ってくださった皆様に感謝しています。皆様からのフィードバックに基づき、私たちのソリューションの名前をよく知られたaxeブランドに変更することにしました」とコメントしています。「この変更により、無料のaxeブラウザ拡張機能から有料の企業向けツールへの移行を検討されている方には特に、両者の関係がより明確になると思います。」
今回の変更においてまず重要となるのが、axe DevTools(旧「WorldSpace Attest」)に同梱のインテリジェントガイド機能がベータ版から正式版になった点です。
Barrell氏は「インテリジェントガイド機能により、これまで機械による自動チェックだけでは検知できなかったアクセシビリティ上の問題を、あらゆる経験レベルの開発者が簡単に特定できるようになります」と述べています。「この機能をお客様に提供できることを嬉しく思います。同梱する機能の再構成において、お客様の存在は大きな原動力です。」
リブランドされた企業向けソリューション:
- WorldSpace Attestは、axe DevToolsになりました。axe DevToolsにより、自動化されたアクセシビリティ検証のプロセスを、開発プロセスに簡単に統合することができます。
- WorldSpace Assureは、axe Auditorとなりました。axe Auditorにより、あらゆるコンテンツやアプリケーションを対象に、WCAGに基づくアクセシビリティ監査を包括的に実施できます。
- WorldSpace Complyは、axe Monitorになりました。axe Monitorは、Webサイト全体のアクセシビリティ品質の自動的な監視とレポート作成を可能にします。
このリブランディングと機能の再構成は、本日から有効となります。axeスイートの製品については、https://www.deque.com/axe/ をご覧ください。
(訳注:当社はDeque Systems社と提携し、WorldSpace ComplyのUIを独自に日本語化、アクセシビリティチェックツール(WorldSpace Comply)として日本市場向けに販売とサポートを行ってきましたが、今回の発表に伴い当サイト上や販促物等における表記を今後段階的にaxe Monitorへ変更の予定です。)