Web広告研究会が第8回Webグランプリ アクセシビリティ賞を発表
エグゼクティブ・フェロー 木達当社も加盟している公益社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が、第8回Webグランプリの企業グランプリ部門「アクセシビリティ賞」受賞サイトを発表していました。
昨年に引き続き、私も専門家審査委員の一人として、このアクセシビリティ賞の審査に協力をさせていただきました。受賞サイトの関係者の皆様、おめでとうございました。
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- 「がいし」とは|日本ガイシ株式会社
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今回の審査において画期的だったと思うのは、ニュースリリースにありますように、さまざまな障害を持つ有識者の方々が、ストレスなく情報を取得できるかを基準に最終審査を行ったことです。「浅川賞」と呼称していた昨年までも、障害当事者の方々が最終審査を行ってきましたが、障害の種別は視覚障害に偏っていました。
私の知る限り、企業サイトにおけるWebアクセシビリティを表彰する枠組みとして同じ規模のものは、他に類を見ません。そうであるがゆえに、Web担当者へのアクセシビリティ啓蒙という目的において一定の効果、実績を上げてきたと考えるいっぽう、障害は多種多様であることから、(視覚障害者のみならず)より多様なユーザー視点を盛り込んだ審査とすることを私は望んでもいました。
来年以降、このアクセシビリティ賞やWebグランプリがどうなるか、私にはわかりません。しかし個人的には、何かしらWebアクセシビリティに光を当てるような表彰を、審査員の皆さんの多様性をある程度確保しつつ継続していただければ、と願います。