United Technologies: 一目で分かるサステナビリティの目標
図表・キャプション・事例をうまく組み合わせた、シンプルでインタラクティブなグラフィックで、CSR目標に対する進捗状況を示しています。
(この記事は、2020年4月6日に公開された記事 「United Technologies: Summarising sustainability goals at a glance」 の日本語訳です。)
The Site(実際に行われたこと)
アメリカの航空宇宙およびエンジニアリング大手であるUnited Technologies (UTC)は、グローバルWebサイトの「Our Sustainability Goals」ページに、インタラクティブなグラフィックを掲載しています。グラフィックを構成する9つのパネルには、それぞれ「温室効果ガス排出量の削減」などの取り組みが記載されています。そして、「2020年の目標は15%」というように、取り組みごとに目標が表示されています。
パネルをクリックすると、図表やキャプション、サステナビリティに関する事例へのリンクが表示されます。例えば、「水の消費量削減」のパネルでは、カリフォルニア州の製造工場における水再生プロジェクト開始の事例を紹介しています。
The Takeaway(ここから得られる知識)
UTCのインタラクティブなグラフィックは、シンプルですが分かりやすく現代的で、それぞれの要素を効果的に表示しています。図表では、現在の数値は青、2020年の目標は緑と色分けされているため、取り組みが順調に進んでいるか簡単に確認できます。
CSRページに大量のデータを掲載して訪問者を圧倒する企業もある中、UTCは厳選した数点のデータで重要なメッセージを伝えています。
キャプションは、簡潔で読みやすいものにしています。
さらに、UTCのように事例へのリンクを配置することは、読者の目に留まりやすくする(そしてクリックされやすくする)良い例です。
そして、詳細を好まない人でも、取り組みの概要を簡単に閲覧できます。
注:ユナイテッド・テクノロジーズは、2020年4月にレイセオン社と合併して、Raytheon Technologies (レイセオン・テクノロジーズ) を設立しました。 この図表は現在、新しい企業Webサイトに表示されていません。 以下のURLをクリックすると、レイセオン・テクノロジーズのSocial Impactのページへ移動します。