Pfizer:CEOによる明確な言葉
アメリカ製薬大手PfizerのCEOはWeb上でメッセージを公開し、Covid-19ワクチン開発のタイムラインを明確にしています。
(この記事は、2020年10月28日に公開された記事「Clear language from the CEO」の日本語訳です。)
The Feature(実際に行われたこと)
2020年10月16日、製薬大手Pfizerの会長兼CEO、Albert Bourlaは、自社のWebサイトで「Greater Clarity on Covid-19 Timelines (Covid-19ワクチン開発のタイムライン明確化)」というメッセージを公開しました。
このメッセージは、Pfizerの公式TwitterやBourla氏の個人Twitterアカウントなど、さまざまなSNSでも公開しました。
PfizerとパートナーであるドイツのBioNTechは、Covid-19ワクチンの開発に取り組んでいます。そのワクチンに効果があるかどうか分かり次第、両社はすぐにその研究結果を公表する予定です。メッセージの中でBourla氏は、成功を実証しなければならない3つの重要な分野として「有効性・安全性・製造品質」について述べています。
The Takeaway(ここから得られる知識)
このPfizerのメッセージは、経営陣による明確で直接的なオンライン・コミュニケーションの好例です。重要な問題に取り組む際には、明確かつ直接的で透明なことが、最も効果的なコミュニケーションであることを強調しています。
重要なことは、メッセージの見出しで約束している「Covid-19ワクチン開発のタイムライン明確化」について、正確に伝えていることです。
レイアウトはシンプルですが効果的です。画面の左側にメッセージのテキストを表示し、右側には強調したいメッセージを目立つように引用しているほか、関連情報やニュース記事へのリンクも設置しています。
さらに、訪問者の理解を助けるため、下にスクロールしても、メッセージのタイトルを画面上部に固定表示しています。
しかし、Bourla氏の写真がないことは欠点です。この場合、人物の写真を添付したほうが、メッセージを人間味のあるものにすることができます。
https://www.pfizer.com/news/hot-topics/an_open_letter_from_pfizer_chairman_and_ceo_albert_bourla