Henkel : 気候変動への取り組みを簡潔明瞭に紹介
ドイツの化学品・日用品メーカーHenkelは、さまざまなフォーマットや既存の素材を用いて、複雑な気象変動問題への取り組みを、分かりやすくまとめています。
(この記事は、 Bowen Craggs社のWebサイト「Our thinking」において2021年10月5日に公開された記事「Henkel : Confronting climate change」の日本語訳です)
The Feature(特筆すべきこと)
洗剤やシャンプーなどの日用品、接着剤やのりなどの化学品を世界中に展開しているHenkelは、オンライン広報誌Spotlightの中で「Climate Action(気候変動への対策)」という特集を組んでいます。
この記事を書いている時点では、Webサイトのトップページでもこの特集を取り上げています。この特集は、気候変動に対するHenkelの取り組みや、顧客にもできることなどを詳しく紹介しています。
さらに、気象変動に関する動画・記事・FAQに加えて、HenkelのSNSから集めた関連記事を掲載しています。また、Henkelが掲げる気候変動対策の活動目標を、カルーセルで紹介しています。
The Takeaway(ここから得られる知識)
昨年当社が発表したThe Bowen Craggs Index report(企業Webサイトランキング)でも紹介した通り、今や多くの企業が大きく複雑な問題に立ち向かっています。気候変動に対する取り組みを行っているのも、Henkelだけではありません。
しかし、Henkelの「Climate Action」は、企業がさまざまなフォーマットや既存の資料を活用して、分かりやすくて説得力のある特集を作成した好例といえるでしょう。
そして、当然ながらHenkelは、この取り組みを推進したいと考えています。
特集内に、Henkelのサステナビリティ協議会議長の引用文とプロフィール写真を掲載することで、同社の取り組みにおける責任の所在を示しています。
ただ、気候変動対策の活動目標ページを含む、Webサイト内にあるサステナビリティカテゴリーの各ページへのリンクは、もう少し明確にしたほうが良いでしょう。