Barclays : 企業文化をアピールする革新的な編集アイデア
イギリス・ロンドンに本拠を置く国際金融グループのBarclaysは、企業サイトに従業員の声を活用し、ダイバーシティやインクルージョンを支持する姿勢を表明しています。
((この記事は、 Bowen Craggs社のWebサイト「Our Thinking」において2022年10月19日に公開された記事「Barclays : Innovative editorial ideas to promote workplace culture」の日本語訳です))
Barclaysは、企業サイトの「Careers」カテゴリーに、雑誌記事スタイルのコンテンツを掲載しています。そこでは、従業員の声や経験に焦点を当て、Barclaysの働きやすい職場環境や社会的な良識を伝えています。
トップページでも、このコンテンツをアピールしています。
企業のデジタル担当者が、従業員と求職者の双方に向けたダイバーシティやインクルージョンに関するコミュニケーションを構築する際に、参照できる編集のアイデアが数多くあります。
コンテンツを紹介するパネルを見ると、多様なバックグラウンドを持つさまざまな従業員が記事を書いていることや、Barclaysがダイバーシティ推進を実践していることがわかります。
Barclaysは、従業員らが書いた記事やインタビュー記事といったコンテンツのアイデア、さまざまな雑誌スタイルのフォーマットを活用して、最新で魅力的な情報を発信しています。
例えば、「若かった頃の自分への手紙」という従業員が職場での実体験を自由に語る連載コンテンツは、さまざまな従業員が順番に担当することで、簡単かつ長期的に連載することができるでしょう。
このコンテンツが特に優れているのは、従業員の素直な気持ちをそのまま表現していることです。
例えば、「MBE (the Most Excellent Order of the British Empire:大英帝国勲章五等勲爵士)を授与したことは、驚くべきことです」や「私にとって重要なことは、数字ではなく、顧客との関わりです」など。
タグも巧みに使っています。
コーポレートカラーである青色で書かれた「Culture」「Multicultural」「Gender」といったタグは、コンテンツの整理に役立つだけではなく、求職者や従業員に対してBarclaysのコアバリューを示しています。