Shellが社史アーカイブをYouTubeで公開
イギリスのエネルギー大手Shellは、自身のYouTubeチャンネルに「Film Unit - Historic Archive」という動画シリーズを公開しました。この1934年までさかのぼることができるアーカイブ映像は、Shellの歴史に命を吹き込んでいます。
(この記事は、 Bowen Craggs社のWebサイト「Our Thinking」において2024年2月6日に公開された記事「Shell's history archive on YouTube」の日本語訳です)
わずか1カ月余りで19本のビデオを公開し、テクノロジー・科学・エンジニアリングから職人技・モータースポーツまで、幅広いトピックを取り上げています。1930年代、ShellのFilm Unit(動画部門)は、さまざまな最先端のドキュメンタリーを制作していました。今回公開した各動画にはアーカイブ映像を使用しており、Shellのドキュメンタリー制作の伝統に敬意を表しています。「Approaching the Speed of Sound (音速に近づく)」や「Song of the Clouds (曇の歌)」といったタイトルは注目を集めます。そして、石油・ガス産業だけではなく、それ以外の分野でも起こしてきた、Shellの革新の歴史をたどることができます。
これは、SNSのチャネルを通じて企業の歴史を紹介するユニークな方法であり、shell.comに新しい視聴者を呼び込む可能性を秘めています。この動画シリーズは好評を博していて、ある動画では再生回数190万回以上、高評価1万9000以上を記録しています(執筆当時の数字です)。
最近、英国情報通信庁Ofcomが実施した「イギリスの成人に最も人気のあるSNSチャネルに関する調査」によりますと、YouTubeが圧倒的な人気で、成人の91%が積極的に利用していることがわかりました。この結果は、改めてYouTubeの影響力の大きさを示していますが、まだ多くの企業は、このチャネルを十分に活用できていません。Shellは、既存の動画素材を活用することで、企業がどのようにYouTubeを活用できるかを示しています。