企業の「一目でわかる」情報ページを活性化させる
(この記事は、 Bowen Craggs社のWebサイト「Our Thinking」において、2024年1月24日に公開された記事「Reinvigorating your digital company fact sheet」の日本語訳です)
今、多くの企業が「一目でわかる」ページを改良したり、概要コンテンツを作成したり(PDFに情報を閉じ込めるのではなく)して、ユーザーが企業の正確な情報を素早く見つけられるようにしています。企業も「一目でわかる」ページで、情報を簡潔かつ視覚的に魅力のある方法で提示し、サイト訪問者に企業活動などの全体的な概要を提供すべきです。では、貴社の情報を簡潔でダイナミックにまとめるには、どうすればよいのでしょうか?
このような高レベルかつ包括的な企業概要は、読みやすい方法で提示することが不可欠です。同時に、より詳しい情報を求める人のために、明確な目印を提示することも重要です。「一目でわかる」ページには戦略的なメッセージを含める必要がありますが、だからといってコンテンツが楽しいものであってはならない(興味深いフォーマットや人物に焦点を当てた画像を統合することによって)という意味ではありません。ここでは、最も優れた「一目でわかる」ページの好例を4つ紹介します。
1. Diageoの「一目でわかる」ページ
イギリスの大手酒造企業Diageoの「一目でわかる」ページは、従業員数、生産拠点数、ブランド概要などのハイライトを、軽快でありながら豊富な事実で説明する、という素晴らしい仕事をしています。使われている画像は魅力的で、飲料業界にふさわしいと思われる製品だけではなく、自社の人々も紹介しています。
2. Unileverの「一目でわかる」ページ
イギリスの日用品大手Unileverは、他社の「一目でわかる」ページとは見た目の異なるフォーマットデザインを採用しています。グリッド形式で表示することにより、企業のカラーや「原動力は従業員」といった主要メッセージを取り入れながら、高レベルな企業の事実と統計情報を読みやすく鮮やかな方法で整理しています。情報量は多いですが、デザインの工夫で見やすくなっています。
3. AstraZenecaの「当社について」ページ
イギリスの製薬企業AstraZenecaが「Our Company」ページに掲載している「私たちの戦略」では、高レベルの企業情報を箇条書きで簡潔にまとめていて、他社の膨大な文章を読むよりもはるかに簡単です。カラフルなグラフィックが視覚的に補助しているうえ、明確な言葉づかいがAstraZenecaの戦略的目標を、すべての訪問者にはっきりと示しています。
4. onsemiのオンライン版「企業ファクトシート」
アメリカの半導体関連大手onsemiの「企業ファクトシート」という企業プロファイルページは、投資家向けの財務チャートも含めて、すべてのステークホルダー・グループへ、包括的な会社概要を提供している点が優れています。さらに詳しく知りたい人のために、各トピックに関するより詳細な情報への明確なリンクも用意していて、機能的なユーザー中心設計で使いやすくなっています。