グローバルWebサイトランキング 上位25サイト 2016年版
(この記事は、2016年2月12日に公開された記事「The top 25 global websites of 2016」の日本語訳です。)
2016年版のWebグローバリゼーション・レポートカードを発表できることを嬉しく思います。その上位25サイトは、以下の通りです。
- Wikipedia
- Hotels.com
- NIVEA
- Booking.com
- Nestlé
- Pampers
- Adobe
- Intel
- Microsoft
- American Express
- BMW
- 3M
- Hitachi
- Starbucks
- Nike
- Samsung
- Cisco Systems
- Nikon
- TNT
- Philips
- Autodesk
- ABB
信じがたいことに、Webグローバリゼーション・レポートカードは、これで12回目の改定となります。過去10年ほどの間に、グローバルブランドのサポートする言語の平均的な数が、たった10言語から30言語にまで増加する様を、私は見てきました。
もちろん、上位25サイトは30より多くの言語をサポートしています。GoogleはGoogle Translateによって90言語をサポートしており、またYouTubeは75言語です。Facebookについては88言語をサポートしています。
Webサイトをグローバルに成功させる要素は、何もサポートする言語だけではありません。素早く読み込まれるモバイル向けのサイトや、個々の地域に特化したコンテンツ、そしてユーザーが親しみやすいナビゲーションを実装する必要があります。
上位25サイトについて注目に値する点は以下の通りです:
- 言語に関してWikipediaは圧倒的なリーダーであり、270以上もの言語でコンテンツを提供しています。またWikipediaは、Fortune 100社が運営するモバイルサイトのほとんどよりかなり(キロバイト単位で)軽量なモバイル向けレイアウトを実装してもいます。
- NIVEAは、地域に特化したサイトごとにモデルを使い分けた好例です。そこまでする企業は多くありません。
- Nikeが今回初めて上位25サイトにランクインしたのは、サポート言語を増やしたこと、またナビゲーションや一貫性がグローバルに改善されたためです。
- 上位25サイトに限定しますと、平均して52言語がサポートされています。
2016年、私たちは15の業種で都合150のWebサイトを調査しました。その中には、Interbrand社がベスト・グローバル・ブランドとして選出した80%以上が含まれます。Webサイトはサポート言語、グローバルナビゲーション、グローバル及びモバイル視点での構成、そしてローカリゼーションといった点に基づきランキングしました。
上位25サイトを運営されている企業の皆さん、おめでとうございます!
Information
著者が運営するBlog「Global by Design」の日本語訳を手がける、当社スタッフが監訳した書籍です。Web担当者はもちろん、Webデザイン/サービスのデザイナーやアプリ開発者など、幅広く役立てていただけます。
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