技術系エンタープライズ企業のグローバルWebサイトで2016年のトップはIntel
(この記事は、2016年3月17日に公開された記事「Intel: The best global enterprise technology website of 2016」の日本語訳です。)
2016年版Webグローバリゼーション・レポートカードにおいて、技術系エンタープライズ企業のWebサイト、11サイトを調査しました。
- Autodesk
- Cisco Systems
- EMC
- IBM
- Huawei
- Intel
- Oracle
- SAP
- Texas Instruments
- Xerox
- VMware
23言語をサポートしていながら、Intelは同じカテゴリーにおいてサポート言語数のリーダーではありません。Cisco Systemsは40言語をサポートしています。
しかしIntelは、他の面で他社より優れています。
例えばグローバルナビゲーション。Intelは、以下に挙げるような国別コードを採用していました:
- www.intel.de
- www.intel.co.jp
- www.intel.cn
中国向けのサイトでは、グローバルゲートウェイはヘッダーに完璧に位置しています。そしてまた、地球をあらわすアイコンをご覧ください。あなたが何語を話していようとも、アイコンのおかげでグローバルゲートウェイを簡単に見つけることができます。
地球のアイコンを選択すると、「ユニバーサルな」グローバルゲートウェイ・メニューが現れます:
ユニバーサルと表現したのは、ローカライズされたWebサイト全てを横断的に使えるメニューであるという意味です。ローカルサイトの名前が、ローカルな言語と書体で(サポートしている市場向けに)表示されています。
残念ながら、モバイルサイト上では地球のアイコンはフッターに移されています。以下の画面キャプチャは、ポーランドのモバイルサイトです:
Intelは、多数のローカルサイトに渡って、グローバルな一貫性を強力に担保しています。ローカルサイトごとにコンテンツの階層は異なり、サポートする言語数にも開きがあります。
しかしIntelは機械翻訳をうまく利用し、ユーザーが自身の使う言語に翻訳できるようにしています。ブラジル向けWebサイトの画面キャプチャを以下に示します。
ページ先頭近くにあるボタンは、ユーザーがコンテンツを翻訳するための選択を行うものです。目下、機械翻訳を利用している企業は少数に限られています。
将来的な懸念の一つは、.comサイトのデザインがつい最近変わって、例の地球のアイコンがフッターに移ったことです。
全訪問者の半数以上が米国外からであればこそ、グローバルゲートウェイがヘッダーに必要とされる.comサイトでそのような変更がなされたのは、皮肉なことと感じます。
より詳しくはWebグローバリゼーション・レポートカードをご覧ください。