プロフェッショナル・サービスで最も優れていたグローバルWebサイトはDeloitteのサイト
(この記事は、2016年9月12日に公開された記事「Deloitte: The best global professional services website of 2016」の日本語訳です。)
2016年版Webグローバリゼーション・レポートカードにおいて、プロフェッショナル・サービスのWebサイトで調査したのは以下に挙げる5社のサイトです:
- Accenture
- Capgemini
- Deloitte
- Ernst & Young
- KPMG
- PWC
プロフェッショナル・サービスのWebサイトが上位25サイトにランクインしなかったのは、今年が初めてのことです。これは主に、Webサイトのモバイル対応が貧弱ないし不均一で、またグローバルゲートウェイがしっかり提供されていなかったためです。
そうしたなか、プロフェッショナル・サービスのWebサイトでトップを飾ったのはDeloitteでした。言語数に関しては、KPMGが37言語と、Deloitteの34言語を上回っています。
Deloitteは最近、レスポンシブかつグローバルに一貫したものへと、デザインを刷新しました。以下にオーストラリア向けとロシア向けのサイトの画面を示します:
画面右上隅にある、グローバルゲートウェイのための地球を模したアイコンに注目してください。これは比較的最近になって追加された改善です。中国語がわからないと仮定して、以下に示す中国向けのページ上でグローバルゲートウェイを探していただければ、そのアイコンがユーザビリティをどれだけ向上させたか、お分かりになるでしょう。
アイコンをクリックすると、グローバルゲートウェイが表示されます:
このゲートウェイは、なお改善の余地があります。長く続くプルダウンメニューは、賢明とは言えません。全ての選択肢をオーバーレイ表示した方が、例えばイギリス向けサイトのユーザーはスクロールによる移動量を節約でき、好ましいでしょう。
またDeloitteのサイトのトップページでは、「人気コンテンツ 」を重視している点もまた、言及しておく価値があります。これは訪問者とのエンゲージメントを作り出し、再訪を促す良い方法です。
ここで、Capgeminiのサイトを見てみましょう。同サイトはソーシャルネットワークや地域ごとのコンテンツを取り入れている点に要注目です。以下にドイツ向けサイトを示します:
Capgeminiのサイトは、グローバルゲートウェイを改善する必要があるでしょう。以下に示す通り、それはフッターに位置しており、かつクッキーに関する注記に隠されてしまいます。このような誤りは、あなたのサイトでは避けてください!
より詳しくは、2016年版Webグローバリゼーション・レポートカードをチェックしてください。