Webサイトは死んでなどいない、Webサイトよ永遠なれ
(この記事は、2017年2月9日に公開された記事「Websites are dead. Long live websites.」の日本語訳です。)
そう遠くない昔、ソーシャルメディアの専門家たちが、WebサイトよりFacebookページの方が価値があるなどと主張していたのを覚えていますか?
FacebookページやTwitterフィードに移行すべく、Webサイトを完全に捨て去るよう言われるのは、決して稀ではありませんでした。グローバルな成功に向け、ハッシュタグを活用することができるのに、なぜHTMLにこだわる必要があるでしょう?
そして、時代は変わりました。
Marketing Landの記事によれば、スーパーボウルの広告においてここ数年の間では初めて、ハッシュタグより多くWebサイトのURLが表示されたそうです。
おそらくハッシュタグは、以前ほどセクシーな存在ではなくなったということでしょう。
そしてFacebookも、かつてほど大地主のような存在ではなくなっています。すべてのフォロワーに対してメッセージを配信しようと思えば、そのためのお金を支払わなければなりません。FacebookとInstagramは、スーパーボウルの広告のたった6%でしか触れられませんでした。
モバイルアプリについてはどうでしょう?誰もがそれを必要としていた頃を覚えていますか?
ComScoreによると、1カ月の間に人々は100サイトを訪問している一方、アプリについてはたった25種類しか使っていません。その25アプリの中に生き残れないようであれば、Webサイトに投資した方がよっぽど良い、ということになります。
マーケティング施策にとって、Webサイトはなお最良の選択であり続けています。それは何も米国に限った話ではなく、世界中で共通しています。
いま私は、2017年版のWebグローバリゼーション・レポートカードの制作で忙しくしているのですが、その中でより多くの企業が訪問者に対し、メーリングリストへの参加を促していることに気づきました。電子メールもまた、少し前には死に絶えたものと信じていたにもかかわらず、です。
電子メールは今なお健在です。Webサイトも同様です。変化した物事は多くありますが、同時に変わらない物事も多くあります。
Webサイトよ永遠なれ......