技術系エンタープライズ企業のグローバルWebサイトで2019年のトップはCisco Systems
(この記事は、2019年5月14日に公開された記事「Cisco Systems: The best enterprise technology website of 2019」の日本語訳です。)
2019年版Webグローバリゼーション・レポートカードにおいて、技術系エンタープライズ企業のWebサイトについては、以下の13サイトを比較評価しました。
- Autodesk
- Cisco Systems
- DHL
- FedEx
- HP Enterprise
- Huawei
- IBM
- Intel
- Oracle
- SAP
- Texas Instruments
- UPS
- Xerox
今年の首位はCisco Systemsでした。同社はこの1年の間にデザインをアップデートしましたが、グローバルゲートウェイの所在を示す一般的な地球のアイコンをヘッダーにしっかり保持しています。グローバルゲートウェイをヘッダーに維持するなんて取るに足らないこととお考えかもしれませんが、どうか信じてください、そうではありません。数多くの企業が、デザインリニューアルを通じて、グローバルゲートウェイをフッターへと降格させることでしょう。それは企業がグローバルゲートウェイを気にしていないからというより、ヘッダーに配置し続けるべく組織内で奮闘するグローバルゲートウェイの「所有者」が常に明らかとは限らないために起こります。
評価対象としてリストに挙げたうち3社が、この1年の間にデザインを刷新しています。そして今や、このカテゴリーのうち半数以上のWebサイトで、グローバルゲートウェイをあらわすために地球のアイコンを使用していることを嬉しく思います。
Cisco Systems
Ciscoの新しいデザインでは、ロゴがヘッダーの中央に配置されています。また、グローバルゲートウェイのアイコンは線が太くなりました。.comドメインのトップページで、リニューアルの前後を比較した画像を以下に載せます:
Ciscoは、ローカルのWebサイトを見つけやすくするため、ジオロケーションを使用しています。以下に示すのは、そのオーバーレイ表示の例です:
青いボタンの中で国別コードトップレベルドメインを表示しているのは、英語が読めない訪問者にとっては特に、その目的を伝えるうえで必要不可欠です。加えて、国別コードトップレベルドメインを表示することは、再訪問の際に直接アクセスすべきアドレスを訪問者に教えることにもなります。
Ciscoは現地語で書くBlogの運営において先駆的な存在でありましたが、同種の取り組みが継続されているのを喜ばしく思います。最新の事例が、以下に示すスペイン向けのものもです:
記事内容に関わる専門家たちが、どれほど目立つよう表現されているかに着目してください。この手のコンテンツはまさに、訪問者に再訪を促すものであり、同時に専門家に対しては一層の貢献を喚起するものでもあります。
Intelは、比較評価の結果、第2位でした。中央に配置されたロゴ(この場所になってから2年目)は、書字方向が右から左の言語のサイドであっても、中央に位置し続けます。以下はヘブライ語のサイトの例です:
Huaweiはこの1年でサポート言語を3言語追加し、言語的な意味でリーチを広げました。同社はまた、グローバルデザインを刷新・改良もしています(デザインは市場によって多少、変化します)。
より詳しくは、ぜひ2019年版Webグローバリゼーション・レポートカードをご利用ください。