2020年、金融サービスで最も優れたグローバルサイトはVisaのWebサイト
(この記事は、2020年8月2日に公開された記事「Visa: The best global financial services website of 2020」の日本語訳です。)
2020年版Webグローバリゼーション・レポートカードにおいて、金融サービスのWebサイトからは以下の8つのサイトを調査しました。
- Allianz
- American Express
- Axa
- Citibank
- HSBC
- Mastercard
- Visa
- Western Union
長きにわたり他の業界に後れをとってきた金融サービスは、おそらくは「フィンテック」への投資額の増加と、RobinhoodやKabbageのようなスタートアップの台頭により、ようやくグローバルリーチの拡大に投資し始めたようです。
Visaは言語的な面でリーチを拡大し、新たに改良されたグローバルデザインを展開した結果、今年American Expressからトップの座を奪いました。
過去1年のあいだ最も進歩を遂げたのは、実に6言語もサポート言語を増やしたMastercardのWebサイトです。
Mastercardを含め、これら3サイトにおけるこの1年間の変化を以下に記します。
Visa
Visaは目下、この業界においてサポート言語のリーダーであり、最近では3言語のサポートを追加しました。以下に示すのは、スペインとラトビア向けのサイトのトップページです:
ご覧のとおり、Visaはグローバルテンプレートをスマートに活用しており、グローバルにおける一貫性とローカルな柔軟性を支えています。しかし、フッターに追いやられているグローバルゲートウェイの表示については、改善する必要があります。
Mastercard
MastercardはVisaと同様、40以上の言語をサポートする少数派の企業です。Mastercardはまた、グローバルテンプレートもサポートしています。
一部のサンプルカードにおいて、ローカライズした名前を使用している点は、強調する価値があるでしょう。以下に示すのは、ドイツ向けのサンプルカードです:
「Max Mustermann」とある名前は、ドイツ語の「John Doe」に相当します。
こういう細かい部分が大切です!
American Express
American Expressはこの1年で、比較的マイナーながら重要な変更をグローバルゲートウェイに加えました。以下に示すのは、変更前(左)と変更後(右)の比較です。
同社に対しては、国旗アイコンの掲載を取り下げることをお勧めします。
より詳しくは......
金融サービスのWebサイトに11ページを費やしていますので、より詳しくは2020年版Webグローバリゼーション・レポートカード、ならびに同梱の2020年版Webグローバリゼーション・ベストプラクティス&トレンド集をご利用ください。