欧州テクニカルコミュニケーション協会の年鑑に寄稿
(この記事は、2020年12月31日に公開された記事「The tekom Year Book 2020: The most common web globalization mistakes」の日本語訳です。)
2020年の最終日、私が寄稿した欧州テクニカルコミュニケーション協会(European Association for Technical Communication)の年鑑について触れておこうと思います。
私の記事のタイトルは「Webグローバリゼーションによくある誤り — いかにしてそれを防ぐか」です。
以下に抜粋するのは、今日においてもよく目にする誤りのひとつです。
見掛け倒しのローカルサイト
単にWebサイトのトップページを翻訳するだけでは、Webサイトをローカライズしたことにはなりません。もしその翻訳があなたの仕事のすべてだとしたら、お粗末な第一印象を訪問者にもたらそうとしていることになります。そうなれば、本来の印象を回復するのは極めて困難です。
ローカリゼーションは、ちょっとしたことから始めることができます。多くの企業がそうして成功を収めていますが、彼らは最初からユーザーの期待に応えるよう管理しているのです。つまりWebサイトにあるコンテンツの一部、例えば製品のいちカテゴリーや、市場における営業担当者の名前と連絡先をローカライズしています。そうすることで、サイトの訪問者が恩恵を受けるだけでなく、翻訳されたコンテンツの範囲が明確になります。
コンテンツのすべてが翻訳されたWebサイトを期待した訪問者を失望させた場合、二度目のチャンスを得るべく、もっと努力しなければならないでしょう。
この年鑑はtekom Europe e.V.: Detailから購入することができます。
Information
著者が運営するBlog「Global by Design」の日本語訳を手がける、当社スタッフが監訳した書籍です。Web担当者はもちろん、Webデザイン/サービスのデザイナーやアプリ開発者など、幅広く役立てていただけます。
グローバルビジネスを支えるWebサイトにグローバルスタンダードな品質を提供する、各種サービスをご紹介します。