世界都市のWebサイトにおけるローカリゼーション(またはその欠如)
(この記事は、2021年9月15日に公開された記事「The localization (or lack thereof) of global city websites」の日本語訳です。)
世界中の数多くの都市が.NYCや.Tokyo、.London、.Vegasなど、オーダーメイドのトップレベルドメインを採用しています。
しかし、世界都市のWebサイトを成功させるには、多言語への対応が重要です。
悲しいことに、そういった都市のWebサイトのあまりに多くで、言語が軽視されています。
先進的な事例のひとつに、Barcelonaのサイトがあります。以下に示すように、このサイトはスペイン語、カタルーニャ語、英語、フランス語の4言語に対応しています。
グローバルゲートウェイがヘッダーにあって、とても良いですね。地球のアイコンが適切に配置されています(ただし、もっと一般的なデザインのアイコンをお勧めします)。そのアイコンをクリックすると、言語を選択するための機能が表示されます。
NYCは、グローバルサイトとしては残念な例です。以下に示すのは、グローバルゲートウェイの見当たらないホームページです。
このドメインが地元の人を対象にしているなら、それはそれで良いでしょう。しかし、100以上の言語が話されていることを考えれば、フッターに埋め込まれたGoogle 翻訳ウィジェットよりずっと多くの投資が言語に対しなされて然るべき、と私なら期待します。
いくつかの例外はあるにせよ、一般的には、世界都市のWebサイトは言語に十分な投資を行っていません。
Webサイトのベストプラクティスについては、書籍『Think Outside the Country(日本語訳:グローバルWebサイト&アプリのススメ グローバルジェネラリストなWeb担当者を目指して)』やWebグローバリゼーション・レポートカードをご覧ください。