1週間後に開催の迫った「Lilt Ascend 2021」に参加すべき理由
(この記事は、2021年9月29日に公開された記事「Just one week until Lilt Ascend 2021; Here's why to attend:」の日本語訳です。)
この記事は、Liltからの協賛によるものです。
顧客とのやり取りがますますオンライン化している昨今、ローカリゼーション業界において重要な議論が数多く行われています。
企業はローカリゼーションを最適化し、需要の増加に合わせて取り組みを拡大しようとしていますが、次の一歩をどう踏み出すか悩んでいる企業は少なくありません。
近日開催されるカンファレンス「Lilt Ascend 2021」では、ローカリゼーションやグローバリゼーションの分野で活躍するリーダーたちが一堂に会し、成功のためのマネジメントの重要性、イノベーションやテクノロジーの価値、そしてグローバルな顧客体験の未来について議論します。同イベントで登壇者が取り上げる、タイムリーかつ重要な3つのトピックを以下にご紹介します。
ローカリゼーションを成功に導くマネジメント
ローカリゼーションのプログラムを構築し、それを重要なビジネス機能として確立させるには、時間と努力が必要ですが、その多くは戦略に集約されます。
ローカリゼーション担当者が繰り返し直面する課題は予算の確保、リソースの優先順位付け、そして最終的にローカリゼーションのROIを証明することです。最近発表された「State of Localization 2021」というレポートによると、ローカリゼーションが企業の収益に影響を与えていると回答者の約85%が考えている一方、ローカリゼーションが企業戦略上の優先事項と見なされていると考えているのは49%に過ぎません。
上記を踏まえると、ローカリゼーションの重要性や影響を組織全体に強化すべく、戦略に関わる議論への参加を要求することが、ローカリゼーションのリーダーにとって、これまで以上に重要になってきます。
あるセッションでは、組織内におけるローカリゼーション費用の位置付け、変化や新たな機会への対応、そしてローカリゼーションを社内サービスではなく戦略的なイニシアチブとすることがなぜ重要かが語られる予定です。
イノベーションとテクノロジーの価値
イノベーションとテクノロジーの両方に価値を見いだす社内文化を醸成することは一種のチャレンジで、しばしば反発を受けることもあります。結局のところ、既存のワークフローに新しいプロセスやツールを追加することは、必ずしも容易ではありません。
しかし、ローカリゼーションの担当者にとって、これら2つの要素は非常に重要です。より多くのコンテンツや言語に対応するためにプログラムを拡張する必要があるなら、なおさらです。多くの場合、高い目標を達成するためには、新しいアイデアや先進的なツールが必要です。
テクノロジーをワークフローに取り入れる一般的な方法の1つは、統合や接続を介してシステムの連携方法を改善することです。テクノロジーを重視しない旧来のワークフローでは、コンテンツやファイルのダウンロード、新しいシステムへのアップロード、システムのトレーニングや再トレーニングなど、多くの手作業が必要になります。これでは、戦略的なプロジェクトや長期的な計画を立てるための時間が、メンテナンスや雑務に割かれてしまうでしょう。代わりに、ワークフローに適応可能な自動化やテクノロジーを導入し不要な手作業を排除することで、翻訳の効率ならびに社内の生産性の双方を劇的に向上させることができます。
Ascend 2021のセッションではこれら2つの課題、つまりテクノロジーや自動化を使った成長を積極的に検討し管理するための方法と、イノベーションを大切にする文化を作ることの重要性について、議論します。
ローカリゼーションの未来とは?
ローカリゼーション業界の多くの人々が常に抱いている疑問の1つに、業界の将来性があります。世界には、英語を母国語としない人の利用できないコンテンツが数多く存在しており、その問題は世界的なパンデミックにより悪化しています。
しかし、世界はかつてないほどデジタルでつながっており、企業とデジタルでやり取りすることが容易になっています。パンデミックの影響から顧客がオンラインのみで思考するようになってしまったため、企業は言語やロケールに関係なく、すべてのユーザーが平等に交流・消費できるグローバルな体験を優先する必要があります。最終的には、ローカリゼーションがこのグローバル体験の拡大に大きな役割を果たすことが期待されています。さもなくば、世界中の顧客は断片的で不完全な体験をすることになり、あなたの勤務先が提供する製品やサービスの代替品を探さなければならなくなります。
Ascend 2021に参加して、これらのトピックに関する専門家の意見を聞いてみてください!世界中から集まる何千ものローカリゼーション関係者との会話に参加して、ベストプラクティスや戦略、2022年以降への期待などを学びましょう。