Bookshop.org:グローバル化する反Amazonの動き
(この記事は、2022年1月9日に公開された記事「Bookshop.org: The anti-Amazon is going global」の日本語訳です。)
書籍を執筆し、また小規模ながら出版を営む立場として、オンライン書店のBookshop.orgが急速に成長しつつグローバル化する様を目の当たりにし、私は興奮しています。
Bookshop.orgは、自らを反Amazonと位置づけ、独立系の書店と協力することで、収益をより手厚く分配しています。私の経験では、紹介料はAmazonが提供するアフィリエイトの約2倍です。
今回、Bookshop.orgを取り上げたのは、最近になってスペイン向けにローカライズされたWebサイトを立ち上げたからです。イギリスのサイトは1年前にオープンしています。
以下に示すのが、スペイン向けサイトのトップページです:
ヘッダーにある地球儀のアイコンから、スペイン語とカタルーニャ語を切り替えることができます。Amazonでさえ、カタルーニャ語のサポートは遅れています。
1年後には、ローカライズされたWebサイトをさらに1〜2サイト、目にすることでしょう。FAQセクションで、Bookshop.orgは次のように記しています:
Bookshop.orgは米国にしか出荷していませんが、Bookshop UKとBookshop Spainは、それぞれの地域で利用できます。将来的には、世界中の書店をサポートできるようにしたいと考えています。
残念ながら、Bookshop.orgのメインページにあるグローバルゲートウェイは国旗を掲載しており、理想的とは言えません。
この調子ですと、私はBookshop.orgをWebグローバリゼーション・レポートカードで取り上げることになるでしょう。Amazonは、オンラインブックストア部門において、少しばかり競争する必要が生じるのではないでしょうか。