プロフェッショナル・サービスのグローバルWebサイトでDeloitteが2年連続して首位を獲得
(この記事は、2022年3月30日に公開された記事「The best global professional services website is Deloitte, again」の日本語訳です。)
2022年版Webグローバリゼーション・レポートカードでは、プロフェッショナル・サービスについて以下の7社のWebサイトをベンチマークしました。
- Accenture
- Capgemini
- Deloitte
- Ernst & Young
- Goldman Sachs
- KPMG
- PwC
Deloitteが今年も首位を維持し、僅差でKPMGが続きました。
グローバルな改善やサポート言語の追加といった点では、2021年は比較的、動きの穏やかな年でした。サポート言語を追加した2社は、Ernst & YoungとGoldman Sachsです。
Deloitteは引き続き、日本とアメリカの両サイトからお分かりのように、グローバルに一貫したテンプレートを適用している点で優れています:
Deloitteは、プロフェッショナル・サービスの企業として初めて汎用的な地球儀のアイコンを採用しましたが、それが今なおヘッダーに見られるのは喜ばしいことです。しかしこのアイコンを、モバイルサイトのヘッダーにも表示するよう、アップグレードをお勧めします。モバイルでは、メニューの中に隠されたままです:
またDeloitteが優れているのは、地域に固有のコンテンツへの投資やプロモーションです。以下に示すのは、スペインとドイツそれぞれに固有なBlogのスクリーンショットです:
企業は、検索ランキングの上位に自社ブランドを表示させるべくGoogle対策に何百万ドルも費やし続けています。いっぽう、より良いオーガニック検索結果や、地域の訪問者に優れたユーザー体験をもたらす(それこそ究極の目標です)、地域ごとでタイムリーなコンテンツへの投資は、引き続き控えられています。
レポートからの抜粋
- プロフェッショナル・サービス部門は、グローバルリーチの面で長いあいだ他の部門に後れをとっていましたが、改善の兆しが見えています。部門としてのサポート言語は平均27言語であり、全体の平均より少ないものの、数年前と比べればはるかに増えています。
- Ernst & Youngは、新しいデザインのグローバル展開が完了し、言語的な対応力が回復しています。しかし、グローバル視点から見ると、デザイン自体になお改善が必要です。
- Capgeminiはサポート言語の数では後れをとっていますが、この1年でグローバルの一貫性を高めることに成功しました。
プロフェッショナル・サービスのWebサイトは、ローカルで制作されたコンテンツやソーシャルフィードをサポートしており、高度に分権化された企業構造を反映しています。そのため、異なるオフィスや地域のすべてで共通テンプレートを使用するのは困難を伴います。
しかし、DeloitteやKPMG は、そうした非常に複雑なコンテンツのサイロを、分散したカオスとしてではなく、一貫した全体としてユーザーに映るよう管理し続けています。
プロフェッショナル・サービスWebサイトについては、レポートカードのうち19ページを割いています。ご質問があれば、お気軽にご連絡ください。
詳しくは、2022年版Webグローバリゼーション・レポートカードならびに2022年版Webグローバリゼーション・ベストプラクティス&トレンド集をご覧ください。