より身近なユーザーに向けローカリゼーションを進めるSquare
(この記事は、2022年10月23日に公開された記事「Square localizes for an audience closer to home」の日本語訳です。)
Squareは日本語、フランス語、そしてカタルーニャ語(スペイン国内向け)を含む4言語、7カ国に対応し、ゆっくりと、しかし着実にグローバル展開を進めてきました。
しかし9月13日、Squareはグローバル展開とは全く関係なく、国内(米国内)の市場拡大に関連してWebサイトのローカリゼーションを発表しました。
本日Squareは、35以上の製品とサービスからなるエコシステム全体が、米国内の販売者向けにスペイン語で利用可能になったことを発表します。米国内に465万以上あるヒスパニック系企業は、Squareのエンドツーエンドのビジネスソリューションを英語またはスペイン語で利用できるようになります。その中には、金融サービスへのアクセスを可能にするSquare Bankingや、フロントとバックのスタッフ間でシームレスかつバイリンガルなコミュニケーションを可能にするSquare for Restaurantsといった主要製品が含まれます。
これは素晴らしいことですが、私はSquareがグローバルゲートウェイをもっと目立たせ、その結果としてローカリゼーションへの取り組みの認知を向上させることを期待します。
目下グローバルゲートウェイは、フッターに埋もれてしまっているのです:
細かいことはさておき、アメリカに本社を置く企業が、アメリカに住む人々に向けローカリゼーションを進めるのは、常に良いことです。
以下はプレスリリースに掲載された、その他の要点です:
何千ものWebページや数え切れないほどの製品、リソース、サービスの翻訳に加え、Squareはスペイン語を話す専任の従業員を雇用するといった取り組みを全社的に行っています。カスタマーサポート、アカウント管理、コミュニケーション、セールスの各担当者は、Squareの利用におけるエンドツーエンドの体験全体が、スペイン語を話す人々にとってシームレスなものとすべく採用されています。
中小企業庁(SBA:Small Business Administration)によると、ヒスパニック系企業は米国内の企業全体の14%を占め、中小企業の中で最も急成長しているセグメントです。同時に連邦預金保険公社(FDIC:Federal Deposit Insurance Corporation)の最近のデータによると、米国のヒスパニック系世帯の約12.2%が銀行口座を有していません。また、スタンフォード大学での研究によれば、業績向上にあたりヒスパニック系企業が銀行からの融資の承認を得る確率は、白人系企業より60%低いことが判明しています。