2023年版Webグローバリゼーション・レポートカードが選んだ上位25サイト
(この記事は、2023年2月25日に公開された記事「The best 25 global websites from the 2023 Web Globalization Report Card」の日本語訳です。)
2023年版のWebグローバリゼーション・レポートカードの発行をお知らせすることができ、私はうれしく思います。
このレポートカードは、今年で19回目......そう、まさしく19回目の発行を迎えました。上位サイトには、おなじみの企業が多数含まれていますが、注目すべき新規参入企業も複数あります。まずは、グローバルWebサイトの上位25サイトを見てみましょう:
- Wikipedia
- Airbnb
- Nestlé
- Philips
- Spotify
- Adobe
- IKEA
- Netflix
- Uber
- Amazon
- Microsoft
- Booking.com
- Deloitte
- Apple
- DHL
- KPMG
- Volvo Cars
- NIVEA
- Canon
- Nikon
- Tinder
- Intel
- Ford
- 3M
Wikipediaは、多国籍企業でなくとも世界とうまくコミュニケーションできることを証明し、再び首位に立ちました。グローバルに通用するテンプレートを作り、すべての人に情報を届けるという共通の使命を持った、情熱的なコンテンツ・クリエイターや翻訳者を世界中から集めさえすれば良いのです。300以上の言語をサポートするWikipediaは、GoogleやFacebookといった企業のWebサイトを凌駕しています。
Airbnbは、機械翻訳ソフトウェアの先駆的な使用で、上位にランクインし続けています。言語に対する期待値を管理するべく機械翻訳をユーザーに提供することに興味があるなら、Airbnbのサイトを研究すると良いでしょう。
Webグローバリゼーションのベストプラクティスを示すのに、ソフトウェア企業である必要はありません。上位の常連はNestlé、IKEA、Volvo、そしてNIVEAです。
新たに上位に加わったBoschは、グローバルかつ多角的な企業で、さまざまな製品を扱うWebサイトがありますが、グローバルなデザインテンプレートを共有するのは簡単なことではありません。
上位25サイトは、平均して58言語をサポートしています。
しかし言語のサポートだけ頑張っても、その配点は25%にすぎませんから、上位にランクインすることはできません。Webグローバリゼーションに関する多くの基準において優れていなければならず、その基準はレポートカードに記されています。
Webサイトを世界に通用するものとし、なおかつローカルにおける成功に貢献した皆さん、おめでとうございます。
レポートカードの詳細については、The 2023 Web Globalization Report Cardをご覧ください。