Mailchimpが再び犯した初歩的な過ち
(この記事は、2023年10月3日に公開された記事「Mailchimp keeps making rookie mistakes」の日本語訳です。)
初めてMailchimpの犯した初歩的な過ちを指摘したのは2021年まで遡るので、私がMailchimpを懲らしめようとしているように映ってしまうのは、わかっています。私は有償ユーザーの1人として、少なくともそうする権利を有していると思います。
私が本記事で指摘するのは、初歩的な過ちのなかでもよく目にするものであり、他の新興グローバル企業にとっては学びの機会となることを期待しています。
まず、グローバルゲートウェイから見ていきましょう。以下に示すように、Mailchimpはヘッダーにグローバルゲートウェイをうまく配置しています(アイコンは改善の余地がありますが)。
ここで、あなたがスペイン語を話すユーザーだったとしましょう。言語を変更すると、Webページはうまくローカライズされているように見えます。
少し下にスクロールして、以下の画面を目にするまでは......。
再度、上に掲載したスクリーンショットを見てください。何が問題か、お気づきでしょうか。
スクリーンショットにある文言は、すべて英語で書かれています。なぜでしょう?
初歩的な過ちのせいです。
確認のため、言語をドイツ語に変更すると、次に示す画面を目にしました:
企業がWebページと一致しない言語のサンプル画面を掲載しているのは、実際にはまだ製品をローカライズしていないから、というのが一般的です。しかし、Mailchimpはそうではありません。Mailchimpは6言語にローカライズされていますが、期待に応えるほどではないようです。
以下に示すとおり、アシスタントアプリ(訳註:オンラインチャット)も、まだローカライズされていません。
まだローカライズしていないのであれば、期待値をコントロールするべく、アシスタントアプリのインターフェイスにスペイン語でメッセージを加えるべきです。
完全にローカライズされた体験を提供するなら、ユーザーはそれを好むでしょう。そうでない場合、英語版のコンテンツなり機能へ誘導するリンクをユーザーがクリックする前に、少なくとも注意を喚起する必要があります。
そして、最も重要なことは、ローカライズしたソフトウェアを宣伝するのであれば、そのローカライズ版のスクリーンショットを掲載することです。
初歩的な過ちは、簡単に修正できます。
これがMailchimpの過ちを指摘する最後の記事となり、また将来、劇的な改善を紹介する記事を書くことを願っています!
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