Adobeがグローバルゲートウェイのオーバーレイをデザインリニューアル
(この記事は、2024年7月6日に公開された記事「Adobe's redesigned global gateway overlay」の日本語訳です。)
Adobeは、グローバルなユーザー体験を向上させるために、ジオロケーションやローカライズされたサイトにユーザーを誘導するためのオーバーレイを、他社に先駆けて使用してきました。
日本からAdobe.comのサイトにアクセスすると、以下に示すようなオーバーレイが表示されます:
このオーバーレイによって、英語版の.comサイトであれ、日本語版のサイトであれ、ユーザーは意図したとおりにアクセスすることができます。このオーバーレイは、ローカライズされたWebサイトを見つけやすくするものです。
昨年、Adobeは以下のようにそのデザインを更新しました:
最も注目すべき変更点は、国旗アイコンの掲載です。このBlogの読者であれば、ナビゲーション目的に国旗を用いることについて私がどう考えているか、つまり、可能な限り国旗を避けるべきと考えていることをよくご存知でしょう。
誤解のないよう書いておくと、私が常に国旗を載せないようアドバイスしているグローバルゲートウェイのメニューでは、Adobeは国旗を使用していません。しかし、このオーバーレイにまつわる一部のシナリオにおいては、国旗の存在がユーザビリティを向上させるかもしれません(テストはしていませんが)。疑問に思うのは私だけかもしれませんが、なぜオーバーレイには国旗があり、メニューには掲載されていないのでしょう?私が神経質である点は認めます。しかし、それこそが国旗の問題なのです。国旗は、グローバルないしローカルなユーザビリティに有益とは思えないかたちで、注目を集めることがあります。
ユーザビリティだけでなくローカルサイトの見つけやすさを向上させる、オーバーレイをAdobeが採用し続けている点は、良いニュースです。より多くの企業が、このアプローチから学ぶべきでしょう。
追伸:Adobeは、2024年版Webグローバリゼーション・レポートカードで総合8位でした。