データ主導の意思決定を、具体的なアクションに落とし込み実行することが重要
ディレクター 田口顧客データベースと連携させ、実在する会員属性データを元にしたリマーケティングの実施。さまざまな顧客接点のデータを「会員ID」で連携させて分析し、オンラインとオフラインを区別しないでマーケティング全体の評価や予算配分の意思決定に活かす。こうした一連の流れを「DMP」が可能にします。DMPを用いて分析した結果は、次の集客施策やさまざまな顧客接点の継続的改善といった形で現場へフィードバックする必要があります。
カスタマージャーニー全体を俯瞰した視点でどこをどう変えてゆくべきか?ここまではデータ主導で決めることができますが、各顧客接点の現場に持ち帰り具体的な作り込みをどうするかという点まではDMPだけでは手が出ません。そこで重要なのが、改善を具体的な形にする力やノウハウです。
例えばWebサイトであれば最終的にはサイトやページの構成、掲載する文章、写真、映像、ビジュアルデザインといった具体的なコンテンツに落とし込む必要がありますし、店頭での接客や店舗づくりにおいても動線、品揃え、照明、接客など様々なアクションが必要だと思います。データを分析した後に具体的なアクションを取るときには、それぞれの分野の専門家の力が必要になってくると思います。
分析するだけではなくその結果を具体的な形にアウトプットし、その結果を数値で把握してまた改善に活かす。ここまで含めてマーケティングのPDCAサイクルを運用する体制を整えておくことが重要です。