カスタマージャーニーを意識したデータ計測環境構築について
アナリスト 荒木複数サイトを運営しているクライアント様は「すべてのサイト間遷移を正確に計測できる環境を構築したい」というご要望をお持ちであることが多いです。
ただしGoogle アナリティクス(無償版)はデータ収集上限が1アカウントにつき1カ月あたり 1,000万ヒットと規定されており、上限値を超えないようコントロールする必要があります。
そこで考えなくてはならないことは、カスタマージャーニーを意識したデータ計測範囲の定義になります。
例えば、人材事業を行っている企業様で考えてみましょう。
運営しているサイトが4種類あり【企業情報】【新卒採用】【中途採用】【アルバイト】を扱っているサイトの場合【新卒採用】と【中途採用】に関しては、当然ですが閲覧ユーザーの属性が異なりますのでサイト間遷移を計測してもあまり意味がありません。
この場合であれば、【中途採用】と【アルバイト】のサイト間遷移を計測すれば面白いデータが計測できるかもしれません。
(※始めにアルバイトサイトに流入したユーザーが中途サイトのへの導線を発見して遷移して申し込むことなどが考えられます。)
このようにユーザーのカスタマージャーニーを意識することによって、データ計測する目的を事前に明確にすることが重要です。