グローバルナビゲーションの役割とその重要性
SEOコンサルタント 大原グローバルナビゲーションの役割
サイトを新しく立ち上げる際や、サイトのリニューアルを行う場合、コンテンツ内容やデザイン、ディレクトリの構成やパーマリンク、旧コンテンツの扱いはどのように行うか?決めなければいけないことはたくさんあります。 今回はその中の1つである、「グローバルナビゲーション」についてお話しします。
Webサイトにおけるグローバルナビゲーションの役割は、「サイトの主要コンテンツにいつでもアクセスできる状態にしておくこと」です。常に決まった位置に表示されるため、ユーザーは主要コンテンツの把握がしやすく、すばやく目的の情報にアクセスすることができるようになります。
サイト内のすべてのページの決まった位置(多くの場合、ファーストビュー内)に表示されるため、「このサイトは主要コンテンツはこういったものです」とユーザーにアピールする役割も担います。
SEOの観点で言うと、以下のような様式で配置することが望ましいとされています。
- ユーザーが一目でそれがナビゲーションだと認識できること
- サイトのコンセプトに沿ったリンクを5つから7つの範囲で配置している
グローバルナビゲーションの構成
コーポレートサイトのグローバルナビゲーションの項目は、以下のメニューで構成されていることが多いようです。
- サービス、製品
- 研究・開発
- ケーススタディ、または実績紹介
- 会社概要
- 採用情報
- PRやIR
- お知らせ・ニュース
グローバルナビゲーションのリンクは、その役割から必然的にトップページに次いでサイト内からの内部リンクが集まることになります。 結果、SEOの観点からも評価が集まりやすく、順位を高めやすいコンテンツ群となります。
ユーザーに対しても、検索エンジンに対しても「このサイトの主要コンテンツはこちらですよ」とメッセージを送っていると言い換えてもよいでしょう。そのため、非常に重要です。
検索流入を図りたい主要なコンテンツはこの位置にリンクがあることが望ましく、また前述の通り枠も限られているスペースなためあまり重要でないものやサイトの目的にそぐわないものはこの位置から省く決断をしなければいけません。
まとめ
グローバルナビゲーションは、ユーザー、Googleなどの検索エンジンの両方に重要コンテンツだと伝えるリンク集です。各サイトの勝負ポイントが掲載されている箇所といって差し支えないでしょう。リピートしてくれるユーザーを取り込みたい、コンバージョンを増やしたい、会社のサービスを知ってもらいたい...。
Webサイトを作成する目的は、作成者によってさまざまなものがありますが、目的に応じてナビゲーションを整備し、サイトの価値が高めていきましょう。
普段なにげなく目にしている、様々なサイトのナビゲーションですが、これがこのサイトのメッセージなんだという意識を持つと今までと違った発見があるかもしれませんね。