【GA4】探索レポートをほかのユーザーに共有し、編集可能な状態にする方法
アナリスト 深堀GA4の探索機能は、標準レポート群と異なり、柔軟にレポートを作成することが可能なため使用頻度の高い機能です。ただし、共有を行っても、作成したGoogleアカウント以外のユーザーは日付すら変更できないという困った仕様になっています。
今回は、上記の状況を解消する方法をお伝えします。
1.作成した探索レポートを「共有」状態に変更する
「探索」にて、作成した探索レポートが一覧で表示されます。対象のレポートの右側オプションボタンを押下し、「共有」を選択します。
2.共有状態にしたレポートを、共有された側のユーザーに「複製」する
共有状態にした対象のレポートの右側オプションボタンを押下し、「複製」を選択します。
3.複製されたレポートのタイトルを任意に修正
複製を行った探索レポートは、複製を行ったGoogle アカウントがオーナーとなります。共有をされただけのレポートに対しては、日付指定すらできませんでしたが、複製することにより、あらゆる変更が行えるようになりました。
共有されたオリジナルの探索レポートは、共有された側は修正することができませんが、共有を行った側が変更さえしなければ、オリジナルをバックアップとして使用し続けることができます。
最後に
まだまだGA4は発展途上で、標準のレポートで集計対応やレポートを作成するとなると不都合が出るシーンがあるかもしれません。探索レポートはディメンションや指標を自由に配置でき、さらにセグメントも利用可能で、エクスポートができるという利点があります。チーム内や他者への共有を行うべきシーンも多いかと思いますので、「共有したあと複製してもらう」案内を行えるとよいかもしれません。
上記のような操作をせずとも、共有する際にレベルを指定できると便利だなと誰もが思うのではないかと思いますし、ユニバーサルアナリティクスのカスタムレポートは、アセットの共有をはじめとした、共有を行うにあたり便利な機能がありました。
今後このような箇所も使いやすくアップデートされていくことかと思います。