検索順位のランキングを決める2大要素
SEOコンサルタント 大原検索順位のランキングはどう決まる?
検索順位のランキングを決めるアルゴリズムは200数個あり、その中で特に最重要とされているのが「コンテンツの質」と「被リンク」の2つと言われています。もう少し細かく言えば検索したキーワードによってアルゴリズムの優先順位は変わります。コンテンツの質については比較的イメージしやすいと思います。
例えば、「SDGs」というキーワードで検索すると、検索順位の1位にユニセフのページがあります。そのページの掲載コンテンツを項目別で分解すると、「SDGsって何だろう?」「SDGsの前文・宣言」「映像で知るSDGs」「SDGsができるまで」「SDGs 17の目標を詳しく見てみる」といった項目が出てきます。
これらの項目が検索エンジン(Google)が判断する「コンテンツの質」の部分となるので、「SDGs」というキーワードを検索するユーザーは こういった情報を求めているはずという判断をしてるから検索順位の1位にしているという訳です(あくまでコンテンツの質に絞った考えとして)。
被リンクとリンク階層について
もう1つの最重要の要素として君臨するのが「被リンク」です。
被リンクには、外部のドメインから張られた外部リンクと同サイト内から張られた内部リンクの2種類存在します。
外部リンクは別ドメインからのリンクのため、SEOというマーケティング手法ができた当初は、自作自演で対応する取り組みも横行していたこともありました。しかし、現在はあくまで自然に張られたリンク(ナチュラルリンク)のみが評価されるようになってきており、前述した質の高いコンテンツを用意して、外部サイトからのリンクを多く獲得する取り組みが主流となっています。
そして、SEOマーケターとして、特に重要視して対策を図りたいのが内部リンクの仕組みづくりです。SEOは検索エンジンにサイトをどう評価させるかという考えのもと、全ての施策が動きます。評価を上げたいディレクトリ、キーワード群、ページは評価が集まる設定に内部リンクの仕組みを変える必要があり、反対にサイト内であまり検索流入は期待していないページ群は内部リンクを集めないようにする、といった視点で組み直していきます。
まとめ
上記2点がアルゴリズムの中で重要視されていると言われる要素ですが、コンテンツの質も被リンクも考えることは膨大にあり、経験を積んでいく必要がありますので、サイトを見直しながら、頭に知見を蓄えていくことが肝要です。
検索結果の順位にあまり一喜一憂し過ぎずに、全体を見る視点で取り組んでいただければと思います。