2023年のグリーティングページの制作裏話
広報担当 小暮昨年末に執筆した記事Blog「グリーティングページで新年のご挨拶を」でご紹介させていたいだ、当社の2023年のグリーティングページが先月に公開となりました。
Mitsue-Links Greeting 2023 「瑞祥新春」
今年は卯年ということもあり、みなさまの健康と長寿を祈念したお正月の「お餅」をつく兎をメインキャラクターとして配しました。餅つきが終わったあとの隠しギミックとして、お餅のアレンジ料理が出現するという仕様になっています。
グリーティングページは例年10月くらいから構想を練り始め、ページのテーマや動きの仕様などを、毎年干支のキャラクターをオリジナルで作成いただいているイラストレーター、ページの全体デザインを担当いただくデザイナー、動きの部分などのページの実装を担当いただく、フロントエンドエンジニアとチームを組んで製作を進めていきます。
今回は、その制作過程での秘話として、キャラクター制作を担当したイラストレーターの大熊のインタビューをお届けします。イラストレーターは当社では人数が少ないレアな職種なので、どんな仕事をしているか気になるという方もぜひご一読ください。
制作裏話インタビュー(イラストレーター編)
普段はどんなお仕事を担当されていますか?
職種名の通り、イラストを描くというのがメインの仕事ですね。現在は、映像部門の所属になっていることもあり動画で使うアニメーション素材のイラストを描くことが多いですが、Web制作のチームからホームページで使う挿絵としてのイラスト作成を依頼されることもあります。
グリーティングページ制作のプロジェクトに参加してみての感想はいかがですか?
一言で表すなら「楽しかった!」につきますね。グリーティングページの制作に携わらせていただいて今回で3年目になりますが、毎回テーマをプロジェクトメンバーと話し合って決め、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながらそれを具現化していくという作業がとてもおもしろいと感じています。
今回のメインキャラクターの兎を作る際に意識したことはありますか?
前回、前々回とかわいい感じのキャラクターが続いていたこともあり、今回は「かっこいい、日本的、水墨画」というキーワードが出ていたので、これまでとは違う毛色のキャラクターを作るということを意識していました。また、兎がお餅をつくアニメーション制作の部分も力を入れたポイントです。前作までは全て自分で作っていたのですが、今回は同じ映像部の編集ができる方にも協力いただいて、これまでよりもクオリティが高まったと感じています。
見ていただきたいポイントや苦労したポイントどんなところですか?
先の質問と若干かぶりますが「兎のお餅をつく動きのアニメーション」でしょうか。お餅をつくときの重力というか、いかに自然な動きに見えるようにするか、お餅のムニっとしたやわらかさとか伸びる感じをどう表現するか、と細かいところまでこだわって作ったのでぜひじっくりと見ていただきたい部分です。動作が発動するタイミングの違いや杵がお餅に沈み込む程度の違いなどで、見え方がだいぶ変わってくるという点など、作りながら発見も多かった作業でした。
それから、最後の餅料理のイラストもおいしく見えるように描きたいと思って力を入れました(笑)
おいしく見えるように描くコツはありますか?
おいしいことを考えながら描くということでしょうか。今回は全種類ではないですが、実際に自分でも作ってみました。お餅を食べたときにテンションが上がる感じとか、おいしいと思ったという実感をもって、イラストに取り組んだ方が何かのエッセンスとして入るのかなと考えており、実際に体験してみるというアプローチは他の案件でもよく取り入れたりしています。特に今回は、作っていた時期が年末だったので、お正月以外にお餅を食べるというのも新鮮でした!ぜひ、最後のお餅のアレンジメニューのところまで見ていただいて、お餅が食べたいなと思っていただけるとうれしいです。
今回紹介したイラストレーター以外にも多くの社内スタッフの協力で作っている年に1度のスペシャルページとなっておりますので、お正月の時期は過ぎてしまいましたがぜひ何度でもご覧になっていただけますと幸いです!