ミツエーリンクスの防災対策
広報担当 小暮本日9月1日は防災の日。そして、防災の日の由来となった関東大震災(1923年9月1日)の発生日からちょうど100年目にあたる年になります。首都直下地震や南海トラフ地震など、大規模災害の発生が危惧される中で、あらためて防災へ意識を高め、備えの再確認などを行っておきたいですね。
今回は、当社にご来社予定のある方、また今後当社で働きたいと考えてくださる求職者の方に少しでも安心していただけるよう、当社が入るビルの耐震性や社内の防災対策をご紹介したいと思います。
住友不動産新宿グランドタワーについて
当社が入居する住友不動産新宿グランドタワーの防災に関する設備や取り組みについてご紹介します。
直接基礎
液状化の恐れのない武蔵野台地に立地。東京礫層という非常に硬い地盤を支持層とし、建物を地盤で支える直接基礎と呼ばれる方式を採用、建物を面で支える安定した構造になっています。
制震構造
屋上に設置した2基の制振装置に加え、硬さや強度で地震に対抗する耐震鋼板壁、地震エネルギーを吸収する制振鋼板壁を配置しています。地震や強風によっておこる建物の揺れが大幅に低減されます。
無停電対応
もしもの事故に備えた変電所からの2回線受電や、停電時の電力供給に対応するバックアップ発電機(非常用発電機)を実装しています。なお、停電時には共用部照明、エレベーター、トイレなどへの電力供給も継続されます。
ミツエーリンクスの防災対策について
続いて、社内の防災への取り組みについては、当社の防火防災責任者である上野へのインタビューを交えながらご紹介します。
社内の備蓄品について
東京オフィスには、東京都の条例を基に社内にいるスタッフ全員が数日過ごせるだけの水や食料品、トイレなどの衛生用品、ブランケットなどを常備しています。大阪オフィスや仙台オフィスも各都道府県の条例に則した量の備蓄を行っています。食料品につきましては、以前はカンパンなどが中心でしたが、買い換えのタイミングでぜんざいなどお菓子感覚でいただけるものを追加したり、災害時にも心と体を満たしていただけるようにバリエーションの工夫も行っています。
社内の防災対策や防災への取り組みについて
避難通路の確保、スプリンクラーなどの消火設備の稼働を妨げない備品の配置など、消防法に基づいたオフィス設計を行っており、災害に強いオフィスづくりを心がけています。
それから、年に2回開催されているビルの管理会社が主導の避難訓練にも積極的に参加を促すように声かけを行っています。避難訓練では、エレベーターが止まってしまった場合を想定し、当社が入居している33階から1階まで非常階段を使って降りていき、指定の避難場所に避難を行います。
わたしは毎回参加をしているのですが、年々避難完了までの時間が短くなっています。以前は全館一斉避難であったため階段で渋滞が起こってしまい20分の時間を要したのですが、そのことを教訓に現在は階ごとの時差避難が導入され、7分~8分で避難できるようになりました。
今年の秋にも開催が予定されており、普段は閉鎖されている避難経路が解放されるので、まだ参加したことがないスタッフはぜひ参加をしてみてほしいと考えています。自身の命を守ることがお客様を守ることにもつながります。オフィスの北側と南側に非常階段があるのですが、いざというときのために構造の違いなども体験してみてほしいと思います。