「Web担当者Forum ミーティング2024 秋」参加レポート
広報担当 高橋2024年11月19日(火)、「施行から半年......正しく理解し、取り組めていますか?改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティ」を虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された「Web担当者Forum ミーティング2024 秋」で当社 木達が講演しました。
本講演では、改正障害者差別解消法の要点を解説し、Webアクセシビリティについてこれから取り組むべき内容をお伝えしました。
はじめに、障害者差別解消法について今年4月に改正法が施行されたことを取り上げ、改正のポイントを紹介。いままでは努力義務であった事業者(民間企業等)の合理的配慮の提供について、法的義務へ変更になったことを話しました。Webアクセシビリティは努力義務である環境の整備に位置づけられるとしながらも、今回の改正法で事業者が環境の整備に取り組む意義が高まったと強調。今やアクセシビリティはセキュリティ同様、必須要件であると訴えました。Webアクセシビリティを向上させる理由を正しく理解し、継続的に取り組むために、経営層や法務部門と連携することの重要性を説明しました。
講演終了後には、参加いただいたお客さまと名刺交換を行いました。
エグゼクティブ・フェロー 木達からのコメント
当日、会場にいらしてくださった皆さま、私のセッションにご参加いただき、誠にありがとうございました。対面形式での講演が久しぶりだったせいか、個人的には反省点の多い講演となってしまったのですが、Web担当者というお立場にとっての改正法の要点が、少しでもご理解いただけたら幸いです。
特に念を入れてお伝えしたつもりなのは、合理的「配慮」を合理的「調整」と捉えることの重要性、そしてその合理的配慮を提供するための大前提として、障害当事者とのコミュニケーション手段を確保することの必要性です。Webアクセシビリティへの取り組みを開始ないし強化するより前に、この2点をしっかり押さえましょう。
またセッション終了後には、複数の方からご質問をいただけました。その際、名刺交換などもさせていただいたのですが、じかにコミュニケーションを取らせていただけるありがたみを、改めて感じました。コロナ禍よりも昔、セミナーはもっぱらオンラインではなく対面形式で開催していた当時を、懐かしく思い返しました。
なお、本セッションは12月13日(金)18時まで、Web担当者Forumのサイトでオンデマンド配信されています。イベントに事前に申し込まれなかった方でも無料でご視聴いただけますので、ぜひご活用ください。