採用サイトをリニューアルしました
広報担当 小暮2024年12月5日(木)に当社の採用サイトをリニューアルしました。
従来のサイトはコロナ禍に制作したこともあり「オンラインでのつながり」をテーマとしていましたが、今回のリニューアルでは、社内で撮影した画像を多く使用するなど、再び「リアルなミツエーリンクス」の姿が伝わるようなデザインと内容に刷新を行いました。
情報設計も大きく見直し、一覧性の高いナビゲーションを取り入れ、ページ内に関連リンクをちりばめることで回遊性を高めています。また、アクセス解析の結果も活用し、サイトを訪れた直後から募集要項を探す行動をしていたユーザーが多かったため、ヘッダーに募集要項への導線を設置しました。
ほかにもこだわりがたくさん詰め込まれたサイトですが、今回はデザインと設計・実装時のポイントを、アートディレクターの伊藤とUI開発者の佐竹のコメントで紹介します。
アートディレクター 伊藤からのコメント
ミツエーリンクスは、ディレクターやプランナー、UIデザイナー(Webデザイナー)、UI開発者(フロントエンドエンジニア)などさまざまな分野の技術者が所属していますが、みなさん職種の壁を越えて積極的にコミュニケーションを取り、技術力と品質の向上に努めています。このオープンで明るい雰囲気を、サイト上でも表現したいと考え、「社員一人一人が協調性を持ちながらも、自由な意見が飛び交う、オープンな印象を表現する」ことをデザインコンセプトとして定め、全体のデザインイメージを作成しました。
また、サイト全体の世界観を形作る「パターン」の装飾には、「通信」や「スラッシュ」、「セミコロン」など、Web制作を連想させるモチーフを散りばめています。モチーフを大胆に使用することで遊び心を加えつつ、技術力の高さやWebに特化した会社ならではの表現を意識しました。
そして、メインカラーには「赤色」を採用。ミツエーリンクスのロゴに使われている赤に込められている「熱中している様子」からのインスパイアでもあり、私たちのスタッフが一丸となって、顧客満足度を最優先に、集中力を持って取り組み、細部にまでこだわりを加えて結果を出している姿を「赤色」に込めて表現しました。
また、今回は実装・設計を担当したUI開発者と密に連携をとり、デザインシステムの導入にも挑戦しました。ユニークページの多い採用サイトでもデザインやインターフェースが不統一にならず、一貫したユーザー体験を提供することができたように感じています。リンクの見た目やホバー時の挙動など、デザインをルール化し、すべてのページで一貫したデザインを作成することの難しさを実感しながらも、日頃から意識してデザインを作らなくてはいけないとあらためて感じるよいきっかけになりました。
最後になりますが、本当に多くのかたに支えていただきながら、無事に公開に辿り着くことができました。ミツエーリンクスの魅力がつまった採用サイトをご覧いただき、少しでも多くの方に興味を持っていただきたいと思います。
UI開発者 佐竹からのコメント
当社のコーポレートサイトのリニューアルでは、フレームワークにAstroを使いましたが、今回は比較のためにNEXT.jsとReactを使用しました。どちらもコンポーネント単位で設計ができるので、コードの可読性があがるなど管理がしやすい点がメリットです。スタイリングにはNEXT.jsでサポートされているCSS Modulesを使用しました。CSS Modulesは、グローバルスタイルを必要とせず、封じ込めも行ってくれるので、他のコンポーネントのスタイリングに干渉しないことが特長です。
そして、開発したコンポーネントモジュールの管理やテストにはStorybookを取り入れました。GUIでテストができるため、UI開発者だけではなく、デザイナーやディレクターもテストを実施することが可能です。多くの人の目に止まる場所に置くことでエラーも発見しやすくなったかと思います。技術選定をするときもコードを書くときも、開発して終わりではなく、どうしたら多くの人に運用してもらえる生きたサイトにできるかということを常に考えるようにしています。
社内案件はチャレンジができる場ということもあり、今後いろいろなかたが携わる可能性があること、従来の採用サイトはユニークページが多く、サイトの一貫性も気になっていたため、デザインシステムを取り入れることにしました。一貫したユーザー体験を提供できる企業は利益が増加するという調査結果もあり、求職者の増加にも寄与できるのではないかと考えました。また、今年の4月に改正障害者差別解消法が施行され、アクセシビリティへの関心が一気に高まりましたが、ミツエーリンクスでは2010年からWCAGの適合レベルAに準拠した実装を標準対応としています。WCAG 2.2の項目には色やサイズ、挙動に関するものがあり、デザイナーもアクセシビリティに関する知識をしっかり持っていたことも、今回デザインシステムを取り入れられた要因になっていると思います。スタイルガイドの作成やルールに合わせたデザインの作成に協力いただいた、担当デザイナーに感謝の気持ちでいっぱいです。
ぜひ採用サイトをご覧いただき、私たちと一緒に成長していきたいと思ってくださる方が一人でも多くいらっしゃることを願っております。
最後に
今回のリニューアルは、ミツエーリンクスの「リアル」をお伝えするため、大規模な撮影を実施したほか、新設したコンテンツである職種紹介やスタッフインタビューなどの作成にあたり、本当にたくさんのスタッフの協力により成し得ることができました。心から感謝をお伝えします。また、ぜひわたしたちの仲間に加わりたいというかたのご応募をお待ちしています!