情報共有は大切
品質管理スタッフ 坂下品質管理部では、新しいスタッフが配属されたら先輩の中から1人、OJT担当を設けています。
仕事内容の大まかな説明後は、一定期間ダブルチェックを行って検品業務の経験を積んでもらっています。
私もOJT担当として、または経験者として複数のスタッフとダブルチェックを行ってきました。
今回は、そうした新人スタッフとの接点から得られた、気づきについて紹介します。
同じサイトに対して複数回の検品を行うと、検品担当者の経験とともに目の細かいチェックが可能になっていきます。
その一方で、検品を依頼する実装スタッフには慣れが生じ、検品に関する情報共有が粗くなっていく傾向があります。
経験を積んだ検品担当者はインプットの不足に気が付きやすく、スタッフからの情報共有が不足していてもこれまでの経験から情報を補完して要件を理解することも可能です。しかし、初めて検品をするスタッフかつ明確な情報共有がない場合、チェックが必要な内容ではないと判断して、その結果検品漏れが発生してしまう可能性があります。
実際に、OJTの一環で行ったダブルチェックの確認時に、新しく配属された方から「その情報(共有が抜けていた情報)ってどこに書いていますか?」と問われようやく前工程(実装スタッフ)からの情報共有に不足があったことに気づくことができました。
抜けた情報をこれまでの経験で補完できるに越したことはありませんが、実装スタッフとの認識のズレが起きないようしっかりと情報共有できているか確認することも、一定の品質を保つために必要であると、あらためて感じた次第です。