TLSのバージョンに要注意
エグゼクティブ・フェロー 木達古いバージョン1.0や1.1のTLS(Transport Layer Security、セキュアな通信に使われるプロトコル)を用いているWebサイトが、近く主要なブラウザで表示不能となります。これは以前から各ブラウザベンダーより予告されていたことで、またTLS 1.0/1.1をいまだに使用しているサイトは少数派との報道もありますが、サポート終了の時期が迫ってきたため、改めて当Blogでもご紹介します。
- Google Chrome
- 3月17日(米国時間)にリリース予定のChrome 81でサポート終了(Google Online Security Blog: Modernizing Transport Security参照)
- Mozilla Firefox
- 3月10日(米国時間)にリリース予定のFirefox 74でサポート終了(Removing Old Versions of TLS | Mozilla Security Blog参照)
- Apple Safari
- 2020年3月のサポート終了を予告済み(Deprecation of Legacy TLS 1.0 and 1.1 Versions | WebKit参照)、2019年9月リリースのTechnology Preview 91で既にサポートを終了(Release Notes for Safari Technology Preview 91 | WebKit参照)
- Microsoft Edge / Internet Explorer 11
- 2020年第一四半期中のサポート終了を予告済み(Modernizing TLS connections in Microsoft Edge and Internet Explorer 11 - Microsoft Edge Blog参照)
使用しているTLSのバージョンは、Webブラウザに付属のツールで簡単に確認することができます。