Google Chrome 101が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 101の安定版になり、デスクトップ版Chromeでバージョン101.0.4951.41がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンでは、DevTools関連でスタイルペインがカスケードレイヤーに対応し、どのレイヤーに記述されたスタイルかを把握しやすくなりました。カスケードレイヤーは既に主要なブラウザでサポートされており(CSS Cascade Layers | Can I use... Support tables for HTML5, CSS3, etc)、徐々にカスケードレイヤーを使ったプロジェクトも増えていくと思われ、これは嬉しいアップデートではないでしょうか。またHWBカラーモデルに基づく色指定、hwb()関数に対応したほか、DevToolsのRecorderパネルでユーザーフローのインポートとエクスポートがJSON形式のファイルで可能になった点が、目を引きました。
このアップデートには、ほかにも数多くの修正(セキュリティに関する修正については30件)と改良が含まれています。開発者向けにはGoogle Developers Japan: Chrome 101: Federated Credential Management のオリジン トライアル、WebRTC の MediaCapabilities などがわかりやすいでしょう。また、新たに追加されたDevToolsの機能については、What's New In DevTools (Chrome 101) - Chrome Developersにまとめられています。
次のメジャーバージョン、Chrome 102のリリースは、Chromium Dashによると2022年5月24日の予定のようです。