Firefox 122.0がリリース
エグゼクティブ・フェロー 木達デスクトップ版Firefoxのバージョン122.0がリリースされました(リリースノート:Firefox 122.0, See All New Features, Updates and Fixes)。
本バージョンでは、アドレスバーでの検索に関して、機能が強化されています。まず、検索エンジンから提供された場合に、検索候補の画像と説明が表示されるようになりました。また、Web開発関連の情報を検索していた場合には、Firefox SuggestがMDNの記事を提案するようになりました。
翻訳機能も強化されたようで、翻訳したWeb ページの品質が向上、翻訳結果がさらに安定したとのこと。翻訳時にページのコンテンツが消えたり、インタラクティブなウィジェットが壊れたりする問題が修正されています。しかし残念ながら、いまだ翻訳先の言語として日本語はサポートされていません。
フロントエンド周りでは、select要素の子要素としてhr要素を使用できるようになったほか、CSSのoffset-position
プロパティがデフォルトで使えるようになり、またoffset-path
プロパティで値を指定する方法が複数、有効化されるなどしています。
実験的な(デフォルトでは無効化されている)機能として、新たにポップオーバーAPIや宣言型Shadow DOMが追加されている点も、要注目かと思います。
本バージョンには、ほかにも複数の機能追加、バグ修正、セキュリティ修正(全15件、うち重要度高:5件)が含まれています。開発者向けには、Firefox 122 for developers - Mozilla | MDNが参考になるでしょう。
次のメジャーバージョンアップ、Firefox 123のリリースは、Firefox Release Calendarによると2024年2月20日の予定のようです。