Firefox 126.0がリリース
エグゼクティブ・フェロー 木達デスクトップ版Firefoxのバージョン126.0がリリースされました(リリースノート:Firefox 126.0, See All New Features, Updates and Fixes)。
本バージョンでは、「サイト追跡を除いてコピー」機能により、ネスト化されたURLからパラメーターを除去したURLをアドレスバーからコピーできるようになりました。また、Zstandard形式の圧縮がサポートされています。これはBrotliやgzipの代替となる圧縮形式で、コンテンツの圧縮率に対するCPUの使用量に優れています。
開発者目線かつフロントエンド周りで気になったのは、CSSでzoom
プロパティがサポートされた点です。私のような古参の開発者には、かつてのInternet Explorerの独自実装が真っ先に想起されるのですが、いつの間にかCSS Viewport Module Level 1で標準化されつつあるのですね。
本バージョンには、ほかにも複数の機能追加、バグ修正、セキュリティ修正(全16件、うち重要度高:2件)が含まれています。開発者向けには、Firefox 126 for developers - Mozilla | MDNが参考になるでしょう。
次のメジャーバージョンアップ、Firefox 127のリリースは、Firefox Release Calendarによると2024年6月11日の予定のようです。