Google Chrome 128が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 128が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindowsとmacOS向けには128.0.6613.84/.85、Linux向けには128.0.6613.84がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンでは、ruby
要素を使用する際にルビの途中で改行ができるようになりました。また、これに関連して、CSSでruby-align
プロパティが利用できるようになっており、ルビを振る対象であるベーステキストとルビの相対位置をより柔軟に指定できるようになりました。詳細は以下のページをご覧ください。
- 改行可能な ruby 要素と CSS ruby-align プロパティ | Blog | Chrome for Developers
- ruby-align - CSS: カスケーディングスタイルシート | MDN
また、CSSのzoom
プロパティについて、最新の標準に準拠しています。zoom
プロパティについては、先だってFirefox 126.0がリリースされた際に言及していますが、昔のInternet Explorerの独自実装とは異なり、W3Cで標準化されているほうのzoom
プロパティになります。
このアップデートにはほかにも数多くの修正(セキュリティに関する修正については38件)と改良が含まれています。開発者向けの情報はChrome 128 の新機能にまとまっています。
次のメジャーバージョン、Chrome 129のリリースは、Chromium Dashによると2024年9月17日の予定のようです。