Firefox 130.0がリリース
エグゼクティブ・フェロー 木達デスクトップ版Firefoxのバージョン130.0がリリースされました(リリースノート:Firefox 130.0, See All New Features, Updates and Fixes)。
本バージョンでは、翻訳機能において新たにベトナム語やデンマーク語など11言語がサポートされました。また、ページ全体を翻訳したあとでテキストの一部を異なる言語に翻訳できるようにもなりました。残念ながら、日本語への翻訳機能の対応は、まだのようです。
そして、実験的な機能を試すことのできる「Firefox Labs」が、設定のなかで利用できるようになりました。現時点では、サイドバーにAIチャットボットを追加する機能や、タブを切り替えた際に再生中の動画をピクチャーインピクチャーで開く機能などを試すことができます。
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要素の開閉を排他的に、アコーディオンのように動作させることができるようになった点に注目でしょうか。これは、先だってChrome 120とSafari 17.2がサポートしており(2023年12月のWebプラットフォームの新機能参照)、今回のFirefox 130のサポートによって、主要ブラウザすべてで利用できるようになったものです。
本バージョンには、ほかにも複数の機能追加、バグ修正、セキュリティ修正(全9件、うち重要度高:4件)が含まれています。開発者向けには、Firefox 130 for developers - Mozilla | MDNが参考になるでしょう。
次のメジャーバージョンアップ、Firefox 131のリリースは、Firefox Release Calendarによると2024年10月1日の予定のようです。